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CQ NIPPS 本根誠『人間発電所』制作秘話を語る

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元カッティングエッジでブッダブランドの担当をしていた本根誠さんがDOMMUNE『病める無限のD.Lの世界』に出演。CQさん、NIPPSさんと『人間発電所』の制作秘話を語っていました。


(ZEN-LA-ROCK)じゃあ、その後の『FUNKY METHODIST』後にじゃあ・・・という
ところで、本根さんはどういう?

(本根誠)で、日本に仮で帰国するんだっつって。この日だったら4人が揃うって言って。石田さん(ECD)が全部段取ってくれたんですよ。あれ、レコーディング。で、この日なら4人いますよっていう日があって。『じゃあ、都立大のリンキィディンク。ツボイくんところを僕ら、押さえるから。待っています』っつったら、ちゃんと来てくれて。

(二木信)うんうん。

(本根誠)そう。それで、そこが面白いんだけど、『「FUNKY METHODIST」と「ILLSON」をもっとクリーンな音で録り直したい』って最初デブラージが言ってたんですよ。実は。『えっ、そうなんだ。それならそれでいいや』と思って。すごい好きな曲だから、『デビュー曲、いいじゃん』と思っていたら、当日になったらすごい早い時間に来てるのね。

(二木信)うんうん。

(本根誠)デブラージ、いつもそうだったんですけど。サンプリング、当然、実はするじゃないですか。で、その時ってまだ別にカッティングエッジとか、世の中、日本ってそんなにサンプリングうるさくないんだけど。でもなんか、あの人なんか礼儀正しいっていうか。なんかスタジオに来て、ディレクターの見てないところでサンプリングをやっていた。

(二木信)ああー。

(本根誠)なんかね、ほら、結構遅刻とかするじゃないですか。デブラージ。だけど、そのトラックの流し込みの時は、なんか知らないけど1人だけ早く来てた印象がある。

(二木信)それはサンプリングのライセンスをちょっと気にしてたってことですかね?

(本根誠)なんか人に見られたくない・・・

(二木信)ネタも含めて、知られたくない。

(本根誠)ネタも含めて。自慢するの逆で。なんかね、人に『これは○○のネタです』とか絶対言わなかった。

(NIPPS)あれじゃない?昔のさ、ニューヨークのDJがさ、ネタばらされないように消す。あれをかなり意識してたんじゃないかな?と思うんだけどね。

(本根誠)そんな感覚だね。俺にも『これは○○のネタです』って言ったことがないし。俺もなんかそういうの、ほら。サンプリングってマズいことだって半ばわかっているから。特に俺からも聞かないで、こうシーンとしてんだよね。最初、1時間ぐらい。

(二木信)あ、そうなんでね(笑)。

オルガンバーで受ける曲

(本根誠)するとこう、他のメンバーが来て。『おはようございます』みたいな。で、『人間発電所』。『FUNKY METHODIST』をやるつもりで俺ら、待っていたのね。そしたら、デブラージのあの交渉する時の顔、あるじゃないですか。ニコニコして、こう。『本根さん』って、こうやって来て。で、『あの、オルガンバーってすごい当たってるんでしょ?フリーソウルとか。須永辰緒さんとか、橋下徹さんとか、あのへんのおしゃれなピープルに受ける曲を思いついたんすよ。今日、それやります』って言って。

(二木信)(笑)

(本根誠)突然、『FUNKY METHODIST』のサブジェクトが発電所になっていて。もうトラックも流しこんであって。あれ、ほら。元ネタ、45回転。もう早いやつができていて。『わっ、これでも、かっこいいな!もうこれでいいや!』と思って。僕も、『これならこれでいいや』と思って。じゃあ、やってみよう!ってやったのが『人間発電所』なんだけど。もうでも、しっかりリリックとかできていたし。すぐできたから。なんか、メンバーたちの中ではもう、あれやろうって決めてたみたい。

(二木信)ああー。発電所ってすでに公に語られてることですけど、ビートをワタライ(DJ WATARAI)さんが組んだりとか。PMXさんが制作に関わっていたりとかっていう話はされてるじゃないですか。そういうのは、その場でやられてた感じだったんですか?本根さんが見ているところでとか。

(本根誠)パブさんがいたかどうかは、俺、実は覚えてない。ごめんなさい。

(二木信)あ、そうなんですね。じゃあ、もうできた状態で?

(NIPPS)なんか、あのPMセックスが・・・

(ZEN-LA-ROCK)えっ!?

(NIPPS)ごめん。言いたかっただけ。ごめん。『PMセックス』って言いたかっただけ。ごめん。

(観客)(笑)

(ZEN-LA-ROCK)すいません。いや、続けていただいて・・・

(NIPPS)・・・

(二木信)それだけっすか!?

(ZEN-LA-ROCK)終わりっすか!?マジっすか!?

(NIPPS)いや、そう。ループを組んだのがPMセックスだったんだけど。

(CQ)デブラージ、あのね、機材とか全く持ってなくて。頭の中で全部処理して。機材持ってないからPMセックスにやってもらって。こう、言った通りにやってもらって。それで、ドラムはワタさんっつって。ワタさんも当時、そんな有名じゃなかったかもしれないけど、来てもらってやってもらって。ワタさんが帰り、スーパーカブで転んじゃって。ドラムマシーンが壊れちゃったんだよね。

(二木信)そうなんすね。

(本根誠)ぜんぜん覚えてない。俺。

(CQ)SPが壊れちゃったんだよ。

(ZEN-LA-ROCK)SPをワタさんは家から持ち込んでいたってことですか?

(CQ)家から持ってきて。たぶん後ろの荷台にこう、縛りつけて帰ったら、途中で転んじゃって(笑)。

(ZEN-LA-ROCK)マジっすか!?

(CQ)いや、俺は覚えてんだよ。それでちょっと、赤字になっちゃったみたいな感じで。

(ZEN-LA-ROCK)じゃあ、その請求は後日、カッティングエッジの方に?

(本根誠)全く受けた覚え、ないけどな。ワタさんからも聞いたことない。いま、初めて聞いた。このエピソード。

(CQ)あっ、そう?ワタさん、転んじゃったんだよ。帰り。それで、『ヘルメットしててよかった』って。

(二木信)『人間発電所』、出来上がった時、本根さん的には渋谷のオルガンバーで受けるような音楽だなっていう感じはしたんですか?

(本根誠)しましたね。

(二木信)あ、しました?当時、フリーソウルとか渋谷系とかの流れって、やっぱり強かった時代ですよね。そういう匂いがあったんですか?

(本根誠)あとは、俺とかはここのメンバーさん3人より3つ、4つ上じゃないですか。だからリリックのおかしいところっていうのが本当、わかるんだよね。骨に染みるまで。なんかこう、狙っているところが。そういうのが若い人にどうやってこう、刺さるのか?って、すごいウキウキしたっていうか。楽しそうだなと思って。

(二木信)ちょっと『人間発電所』を聞いてみましょうか?『人間発電所』、お願いします。



(本根誠)あ、これ、最初のバージョンだよね。ここのパート(冒頭の語り部分)の人。
(CQ)吉田拓郎。

(本根誠)マスターライツのオーナーの人から電話かかってきちゃったことがあって。『知らない!知らない!』っつってガチャッ!て切っちゃった覚えがあるんだよ(笑)。

(CQ)なんだっけ?死人に口なし?思い出話。あのね、これ本当はね、これ言っていいのか知らないけど。あの、これ、本当は3人がボン!ボン!ボン!って歌っているだけなんだよね。本当は。

(ZEN-LA-ROCK)ど、ど、どういうことですか?

(CQ)だから俺が1回歌って、デミが1回歌って、デブラージが1回歌って。お終い。

(本根誠)早かった。すごい。なんかそんな印象はある。

(CQ)で、それを、俺の2つのパートに勝手に分けて。デミが『You need heart ・・・』。あそこ、フックのところはデミの単なるリリックなのね。リリックの中のやつを勝手にフックにしちゃってんのね。わかる?言ってる意味。

(ZEN-LA-ROCK)エディットしてるってことですよね。

(CQ)エディットしてるの。超。

(ZEN-LA-ROCK)本当は1ヴァースだったものが。

(CQ)本当は3人の塊を勝手に分けて。で、デミの・・・それでデミとかはたぶんニューヨークに帰国とかしちゃって、いなくなっちゃって。

(本根誠)ああ、そうね。1回帰ったよね。

(CQ)それで、こうデミのパートはみんなで歌ってっけど、本当はデミのリリックなんだよね。ここは。気づいてないけど。ここはデミのリリックの塊を勝手に分けられちゃってるんだよ。デミが(笑)。

(本根誠)サビにしたんだね。

(ZEN-LA-ROCK)じゃあデミさんは1人で録ってたんだけど、気づいたらフックになっちゃってるし、ユニゾンになっちゃってるし、みたいな。

(CQ)聞きやすくしたっていう感じなんだろうけど。

(二木信)これは、なかなか・・・

(CQ)そう。知らないでしょ?

(二木信)知らなかったです。

(CQ)そう。俺も1回歌ったやつを勝手に分けられてるだけなんだよ。

(二木信)そうなんですね。

(CQ)知らなかった?

(二木信)知らなかったです(笑)。

(本根誠)でも、『聞いていいですよ』ってデブラージに言われた時には、もうこの形になってたよ。

(CQ)これ、そう。勝手に編集されてきたんだよ。

(本根誠)でもまあ、すごい速攻編集したってことだよね。

(CQ)不思議でしょ?

(ZEN-LA-ROCK)すごい作り方っすよね。けど、それって。

(CQ)まあ、デミがいなくなっちゃったっていうのも。帰国しちゃったっていうのもあるけど。たぶんヒデだけはもしかして、自分で録り直してる可能性大だけど。

(一同)(笑)

(本根誠)好きだからね。録り直すのね。

(CQ)ヒデは録り直してると思うけど。あとね、デミのフックのところにもカブせたり(笑)。ヒデはやってると思うけど。超適当。で、上手くいったんだよね。実はね。これ、売ろうとも思っていなくて、いちばん売れたんだよ。実は。

(本根誠)そうかもしれないね。

(CQ)全く売ろうと思ってなくて。ちょっと一般・・・『便所コオロギ』とか言っちゃダメでしょ?たぶん、普通だと。

(本根誠)でも、デブラージは明らかに言ってたよ。『フリーソウルを狙うんだ、僕は』みたいな。

(CQ)あ、でもそれは知ってる。俺も。

(NIPPS)それも知ってるけど。日本人が好きそうだっていうのは知ってる。そういうのは知ってるけど。

(CQ)すごいなんかいろんなクラブに行って・・・

(本根誠)リサーチしてるんだよね。

(CQ)そう。リサーチしてたな。

(二木信)どういうリサーチしてたんですか?かかっている曲とか?

(CQ)いや、だから現場でどういうフリーソウルがかかってるか?っていうか。どうも現場ではフリーソウルが流行っているらしいっていう話はしてたね。

(本根誠)まあ、それを言えば『FUNKY METHODIST』もそうだと思うよ。こう、気持ちいトラックにハードなことを言うっていう。こう、そういうなんて言うの?バランス。

<書き起こしおわり>
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http://miyearnzzlabo.com/archives/27270
http://miyearnzzlabo.com/archives/27284

CQ NIPPS 本根誠『人間発電所』ジャケット撮影の思い出を語る

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元カッティングエッジでブッダブランドの担当をしていた本根誠さんがDOMMUNE『病める無限のD.Lの世界』に出演。CQさん、NIPPSさん、DJ MASTERKEYさんと『人間発電所』のジャケット撮影の際の思い出を語っていました。


(本根誠)あと、俺が覚えているのは、『じゃあCD出そう。「人間発電所」のCDを、最初のシングルを出そう』っつって。『写真を撮ろう』っつったら、デブラージがまたすごいコントロールフリークだから、『朝○時にみんなでここに集合して、車は誰それが用意しますから』って言って。その時に、渋谷の渋公の前で集まって、写真を撮ったよね。その時に俺が『あっ、マンドリルだ』っつったら、すごいうれしそうにしてて。

(二木信)うんうん。

(本根誠)で、それからNIPPSが活躍するんですよ。揃いの革ジャンみたいなの、着てるじゃん。なんか。

(NIPPS)あー、はいはい。

(本根誠)それ、本当はなんか御徒町の友達の店に借りに行ったんだよね。その車で。

(NIPPS)いや、あれはね、上野商会で借りに行ったんですよ。

(CQ)そうそう。

(DJ MASTERKEY)あれさ、あとさ、クリちゃんがさ、ジャケットでちょっとさ、背が高くなっててさ。あれ、実はさ、台の上に乗ってんだよね(笑)。

(NIPPS)台の上に立ってるんだよね。

(CQ)これ、台の上に乗ってる写真を見つけたよ。本当。

(DJ MASTERKEY)マジで!?それ、超レアじゃん(笑)。

(NIPPS)でも、なんかの流れでストッキングかぶる役になっちゃったんだよね
(笑)。

(DJ MASTERKEY)そうそう(笑)。

大神も抱き合わせ撮影

(本根誠)でも、段取りいいんだけど、なんか連絡不足なんだけど。なんか、『ブッダだから浅草方面でいっぱい写真を撮りたいんですよ』ってデブラージが言ってて。『おう、そうしよう。そうしよう。このコースで回ろう』って言ってたら、ちゃんとシャカゾンビも呼んでて。大神の写真も撮ってるんだけど、俺、聞いてないんだよね。

(二木信)ああ、その時点では?

(本根誠)そうそうそう。

(NIPPS)すごいよく覚えてます。

(本根誠)覚えてる?ただデブラージ、言うのを忘れてるんだよ。

(CQ)それ、大神のジャケットを撮りに行ったんだよ。たぶん。

(本根誠)いや、違うよ。なんか、抱き合せでやっちゃったんだよ。なんか(笑)。

(NIPPS)そうなんですよ。

(本根誠)『○時くらいに来てくれ』っつってシャカのみんなを呼んでおいて、待たせて。で、ガーッて慌てて行って。

(CQ)でも、その割にはブッダの写真って出てないじゃん?世に。

(本根誠)いや、あの最初のフォトセッションの時には結構出てるよ。

(NIPPS)浅草で撮った写真とか・・・

(本根誠)最後、もう時間が間に合わなくて真っ暗な写真・・・

(NIPPS)『大怪我』のジャケもそうだし。そうそうそう。


(本根誠)なんか真っ暗なアー写があって。『人間発電所』の。これですね。

(CQ)そう。あのシールみたいなの貼ってあるところが、俺が超すごいハイヒールを履いてるの。

(NIPPS)台に立ってるから、その『仏陀』っていう丸いやつ。この丸いやつで台を隠してるんだよ。



(二木信)なるほどね(笑)。

(NIPPS)たぶんこの(一万円)札もね、コピーしたやつだよ。

(本根誠)違う違う違う。これは俺がね、『用意してくれ』ってデブラージから言われたの。

(CQ)これ、コピーしたやつでしょ?ぜったい。

(本根誠)いや、『お金を5、6万円、一万円札を用意してくれ』って言われてたの。

(CQ)そうなの?

(本根誠)あ、そうなんだと思って。

(DJ MASTERKEY)でもこのネガとかって、どこにあるんですか?

(本根誠)たぶんカッティングエッジにいまでもあると思うよ。

(CQ)写真、あったよ。この間。ツネくんが持ってたね。デブラージが持ってたね。

(本根誠)前髪とかすごいMASTERKEYが切りそろえてて。結構異様だなと思って。『床屋、行ったんだ』とかって俺もさ、言ったら、『そうなんですよ!』ってうれしそうに言ってて(笑)。

(CQ)やーちん、自分の家が床屋だから。大丈夫だよ。

(DJ MASTERKEY)違う。パーマ屋だっつってんじゃん!

(CQ)パーマなんだよ(笑)。

(本根誠)結構、それ以上突っ込みようがないんだけど、『そうなんだ』って言ったの覚えてる。

(DJ MASTERKEY)でも『大怪我』の写真とかってなんか、あったら、ねえ。ネガとか、カッティングエッジの人、見てたらぜひくださいよ。

<書き起こしおわり>
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CQ NIPPS MASTERKEY 本根誠『ブッダの休日』制作秘話を語る

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元カッティングエッジでブッダブランドの担当をしていた本根誠さんがDOMMUNE『病める無限のD.Lの世界』に出演。CQさん、NIPPSさん、DJ MASTERKEYさんと『ブッダの休日』の制作秘話を語っていました。


(本根誠)なんかあの、『ブッダの休日』っていうのをやった時の写真をいま・・・

(NIPPS)(写真を見ながら)うわっ、クリちゃん!うわっ、この写真、すっごくほしい・・・

『ブッダの休日』制作平塚合宿

(本根誠)みんなメンバーにあげます。

(NIPPS)(写真を見ながら)うわっ、いい!クリちゃん、やさぐれてる(笑)。これ、あっ、タカシじゃん。

(本根誠)うん。タカシがいるんだよね。

(NIPPS)キザワタカシ。NUMB SUTRAのね。俺はどこに電話をしてるんだろう?うわっ、裸だ(笑)。

『ブッダの休日』制作平塚合宿

(二木信)これはなんかの撮影の時とか、普通の日常的な?

(本根誠)ちょっと俺がどんどん先に進めると、『人間発電所』が当たったと。で、『デブラージ、どうする?』っつったら、『次は狙うのは本根さん、J-WAVEです』って言って。で、俺、『本当かよ!?』っつって。したら、『J-WAVEでかかるようなラップをどうしても俺は作りたい。まだラップはアンダーレイトされている』っつって。『そうだな』って言って。

(CQ)ねえ、さっきから聞いてるとさ、ちょっと不思議に思うところがあるけど。人間発電所(じょ)なの?人間発電所(しょ)なの?

(NIPPS)俺もそう思ってたのよ。『にんげんはつでんじょ』って言ってるんはね、本根さんだけ。

(二木信)僕、『にんげんはつでんしょ』だと思うんですけど。

(CQ)『じょ』って言ってたよね?今ね。

(二木信)『じょ』って言いました?

(NIPPS)あと、俺たち、『ブッダ・ブランド』って言ってるんだけど、本根さんは『ブッダブランド』っていう。『すったもんだ』。

(ZEN-LA-ROCK)イントネーションです。

(本根誠)(笑)

(CQ)それ、どっちが正しいんだろうね?もう、死んじゃったらわかんないね。

(NIPPS)いや、『はつでんじょ』って言ってるの、本根さんだけ?

(本根誠)俺はそう言ってる。

(CQ)『はつでんじょ』っていうのもあるよね。ナントカ・・・でも、うちらそれ、豊丸から来てるから。

(本根誠)(笑)

(CQ)あ、これも誰も知らないね。これ。

(ZEN-LA-ROCK)わかります。

(CQ)知ってる?うん。ブルーノ・サンマルチノ。そう。豊丸っていう人がすごい・・・

(ZEN-LA-ROCK)レジェンドですよね。

(CQ)レジェンドがいて。『レジェンド』だよね。『レジェンしょ』?

(本根誠)(笑)

(CQ)こん時、すごかったんだよね。

(本根誠)J-WAVEから戻していい?

(二木信)はい。戻してください。

『ブッダの休日』制作 平塚合宿

(本根誠)J-WAVEでかかるヒット曲を作りたいっつって。もう『殺す』とか『やっつける』とか、そういうのはやめたいと。で、『もう俺らはすっごいここからヒットメーカーになりたんだ』って言って。『新しいサブジェクトを用意するから、合宿をやらせてくれ』っつって。まあ、第一の条件が来るんですよ。デブラージから。条件を出すの、好きだから。で、『いいね』っつって。たぶん3人ともなんにも知らないんだけど。

(二木信)『条件を出すのが好き』っていうのがちょっと(笑)。

(本根誠)デブラージ、条件出すの好きじゃん。

(CQ)好き好き好き。大好き。『予算は・・・』みたいな感じでしょ?

(本根誠)そうそうそう。で、平塚のスタジオでプリプロやって。もうそこでミックスまでやっちゃおうって。『平塚は海もあるし、いいぜ、デブラージ』っつったら、『いいっすね!』って言って。で、4人でこう、合宿のレコーディングに行ったんですよ。したら、2日目ぐらいでやっぱりNIPPSがいなくなっちゃって(笑)。

(NIPPS)あ、僕ですか?あ、そうだっけ?

(本根誠)そうそうそう。

(CQ)いや、いたよ。いた。

(本根誠)いやいやいや、結構ね、歩いて・・・

(NIPPS)あ、あのね、3万円くらいかかるところ、行ってた。俺、タクシーで3万円使って、まあエイベックスだからいいや、みたいな。

(本根誠)精算してるの(笑)。

(NIPPS)ちょっといなくなってた。あったかもしれない。でも、だいたい合宿の、山中湖の方にも合宿行ったじゃない?

(本根誠)合宿好きなんだよね。

(ZEN-LA-ROCK)結構されてるんですね。合宿を。

(CQ)俺ら、大物だったのよ。

(NIPPS)そん時はね、全員2日で帰った。全員2日で帰って、まあその後のことは言えないけど。言いたいけどね。その後の話もね。

(本根
誠)俺、知らない。その後のことは。

(CQ)いや、なんかね、夜逃げみたいに帰っちゃって。結局。お金も払わずに帰っちゃって、宿の人が来て、なんかいろいろあって。結局たぶん本根さんなんかが前金で払ってくれてないから。俺なんか夜逃げみたいになっちゃって。でも、すっげーつまんなくなっちゃって、『もう帰ろう!』ってなって。その夜、どっかのクラブに行ったんだよね。

(NIPPS)結局ね、池袋のBEDに・・・

(CQ)あ、合コンしたんだよ。合コンがあるから・・・って。合コン、行ったんですよ。

(二木信)(笑)。合宿抜けだして、合コンに行った?

(NIPPS)合宿、基本的になにもしない。

(CQ)山荘っつーの?普通の山奥だよ?山奥のところに残されて、どうしろ?っていう感じなんだよ。別にスタジオがあるわけでもないよ。リリックを書くんだから。

(本根誠)デブラージはエイベックスに来て、『もう僕たち4人の結束を固めるには、いまがチャンスです。本根さん』みたいなさ。『ちょっとここで予算を切ってくれたら、もう4人がガチになれる』みたいなさ。

(ZEN-LA-ROCK)より団結できるみたいな。

(CQ)もう、一泊目で断念みたいな。もうこんなところ、いられないよ!ってなっていて。だって、夏でもなんでもないもんね。

(本根誠)で、その頃だと、エイベックスの会議室とかを押さえて待ってるじゃないですか。で、三々五々、みんな来て。打ち合わせとかやるんだけど、その頃ぐらいまでなんだけど、なんか話しているとすぐに、なんて言うんだろうな?セックスの自慢話になるんだよね(笑)。

(二木信)(笑)

(ZEN-LA-ROCK)それ、ちょっとおかしいですね。

(本根誠)だんだんだんだん話がそうなって。飽きてくるんだよね。金の話とか仕事の話に飽きてきて。で、俺がいままでどんな体験をしたって言うと、俺も!俺も!俺なんかさ・・・みたいなさ。ずーっとそれが始まって。それが面白いから、俺もずっとニコニコ聞いてんだけど。1回、『休日』のレコーディングの時も、チーズフォンデュを食ってる時に始まったんだよね。

(NIPPS)はいはいはい。チーズフォンデュね。

(CQ)それ、結局いちばん狂ってるの本根さんだったってことになったんじゃん。結局(笑)。俺も初めてチーズフォンデュって食って、そんな美味くねえじゃんってみんなで言ってて(笑)。なんだかわかんないよ(笑)。

(本根誠)そう。だから卑猥な話がだんだんこう、気持ち悪い話になって。

(CQ)でも、その話はすっげー覚えてる。すっごい覚えてますよ。

(本根誠)で、やっちゃん(DJ MASTERKEY)がだいたい、もういいよ!っつって。飽きちゃうみたいなね。やめようよ!みたいな。

(二木信)その、いま話していた、デブラージさんが『合宿したい』とかっていうのは、さっき言ったJ-WAVEへの道の、『自分はもうちょっと成長したいんだ、そっちにも行きたいんだ』っていうための合宿だったんですか?

(本根誠)いや、俺は半分わかっていたのは、ニューヨークのモードに戻したいんだよね。山手線乗ってスタイオ行ったりとか、日常の中からスタジオ行くんじゃなくて、ニューヨークの時のハングアウトしている感じでやりたいんだろうなって俺はわかっていて。そのための合宿なんだろうなって。パンツ一丁で、ゲローンみたいな。そういう環境が・・・なんかそういうのがやりたかったんだろうなって。

(二木信)なるほど。

(本根誠)結構、兄貴分だから。言ってみれば。デブラージからしたら。

(二木信)あ、D.Lさんの、お三方が兄貴分だったってこと?

(本根誠)末っ子だから。デブラージは。結構気をつかうんだよね。レコーディングのコーディネートの時も。で、ズルーン!みたいな。上半身裸になってワーッ!ってなれるような環境をちゃんとセッティングするっていうか。

(二木信)そういう目的があったってことなんですね。

(本根誠)たぶん当人の中にはそういうのがあったと思うよ。結構。

(CQ)なんかたぶん『ブッダの休日』だからちょっとリゾート感を出す感じで。なぜか平塚になっちゃって。

(本根誠)そうそうそう(笑)。

(CQ)たぶん、俺の記憶がだと、やーちんがトラックを作るとかいって、スタジオの方に行かされて。俺なんか、それができないと何もできないってなって。それで俺とデミで『よし、湘南の方でもバスに乗って行こうか』って言って。結構うろついてたんだよ。昼間ね。ただ単にもう、なんかぶっ飛んでガーッて海にいるだけなんだけど(笑)。それで、帰って、もう。そんな・・・

(DJ MASTERKEY)平塚ジャンジャンじゃん?

(CQ)そう。平塚ジャンジャンっていう店があって。それはすごくて。地元の人に『どっか面白いところ、あるんすかね?』って聞いたら・・・

(NIPPS)夜にね、本根さんが『平塚の北口の方だけは行かないでくれ』って言っていて。で、『北口、行こうぜ!』ってことになって。

(一同)(笑)

(NIPPS)で、北口の方に夜中、行って。で、モデルガンショップみたいなのがあったんだよ。なんかシャッターが半分ぐらい開いているような。で、そこのモデルガンチームの連中に、『ちょっとこのへんでなんか面白いところ、ないかな?』って聞いて。教えてもらったのが平塚ジャンジャンだったんだよね。で、なんだかわからなくて。

(CQ)なんにも、本当わかんなくて。ここだ!っつって、エレベーターに乗ったのね。

(ZEN-LA-ROCK)はい。

(CQ)で、2階か3階に行って、降りたらなんか変な男の人がいて。『はい。手、出して』って言われるから手、出したら、シュッシュッシュッ!って消毒液みたいなのかけられて。『手、こすって』とか言って、なんのことか、まったくわかんないんだけど。並んでっから、並んでたの。ずっとね。

(ZEN-LA-ROCK)あ、並んでるんですか?人が。みんなシュッシュッ!みたいな?

(CQ)並んでるんだよ。人が。すっげー。シュッシュッシュッ!ってやって。

(NIPPS)シュッシュッシュッシュッ!ってね。

(CQ)本当、わかんなくて。そんなこと、やったことないから。そしたら、中に入ったらもう竹刀持った男みたいなのがいて。『オラァー!』みたいなこと言って。すっごいなんか、強制的になんかシックス・ナインとかやらされて。

(一同)(爆笑)

(NIPPS)違う、違う。あのね、クリちゃんはね、全裸になってたの。全裸。で、シックス・ナインかなんかしてて。シックス・ナインしてて、『お客さん!サービスしないでください!』って怒られてたんだよ。竹刀バンバンバンバン!やられて。

(CQ)いや、タバコを吸ってたら、『タバコを吸ってる時間なんかない!』って言われて。

(ZEN-LA-ROCK)ええっ!?(笑)。

(CQ)そんな店があって。

(ZEN-LA-ROCK)有料なんですか?一応、お店は。

(CQ)いや、1万円ぐらい払って。帰りに『カッティングエッジの領収書、ください』っつって言ったら、『カッティングエッジ』って書いてくれて。

(本根誠)聞いてないよ(笑)。なんかタカシくんのアタリが壊れちゃって、『もう合宿やめよう』っつって。そのまま渋谷のソフマップに行って、なんか『エイベックスで領収書、10万円のを4枚ください』って言ったのを覚えてるけど。

(CQ)俺ら、ぜんぜんそっちの方に絡んでないもんね。

(NIPPS)俺、だいたいタクシーで3万円くらい使ったから。二日目の夜。

(本根誠)なんか、『ギャラの前借りでもいいから、いまトラック作っちゃいたい。もう1回、やり直したい』ってデブラージが言って。その場でもう1回、同じ機種を買った。

(ZEN-LA-ROCK)すっごい(笑)。

(NIPPS)言うなよ、それを!

(二木信)あの、話を軌道修正してもいいですか?

(ZEN-LA-ROCK)そうそう。平塚ジャンジャン。

(二木信)平塚ジャンジャンからちょっと。

(CQ)本当、でもそんな悪いことをぜんぜんしてないんだよ。

(ZEN-LA-ROCK)ぜんぜん誰も勘ぐってないと思うんで(笑)。

(CQ)ベルトコンベアーに勝手に乗っちゃっただけなんだもん。本当に。誰でもなっちゃうよ。誰でも手、出したよ。

(ZEN-LA-ROCK)そしたら、シュッシュッ!ってね。

<書き起こしおわり>
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本根誠 さんぴんキャンプのDev Largeを語る

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元カッティングエッジでさんぴんキャンプのディレクターだった本根誠さんがDOMMUNE『病める無限のD.Lの世界』に出演。さんぴんキャンプの際のDev Largeさんについて、CQさん、NIPPSさん、DJ MASTERKEYさんと話していました。

本根誠『さんぴんキャンプ』の際のDev Largeを語る

(二木信)なんかその、さんぴんキャンプの話、さっきちょっと言葉出したんですけど。なんかその、『人間発電所』を出した後に、ちょっとたってからさんぴんキャンプが始まるってことで。

(本根誠)石田さん(ECD)が発案してくれて。

(二木信)発案して。その時に、本根さんはかなり深く関わっていたっていう話を僕も聞いてるんですけども。

(本根誠)そうですね。ディレクターでした。

(二木信)その時はどういう流でさんぴんキャンプ、やるようになったか?とかを。

(本根誠)俺もね、たぶん石田さんの記憶の方が正しいと思うんだけど。Def Jamが『The Show』っていうのをやってたじゃない。それで、俺らも作ろうっつって。映像みたいなのを作ろうっていう話になって。したら、『ワイルド・スタイル』みたいなのをやっぱ、ブロック・パーティーみたいなのが必要だから。『じゃあ、野音を押さえよう』っつって、押さえて。したら、『じゃあサントラで元を取ろう、みんなに声をかけよう』みたいなので。



(二木信)うんうん。

(本根誠)でも最初に、もう石田さんが決めていたのは、ブロック・パーティーのシーンでブッダ・ブランドをトリにするのはその時にもう、決めていた。『そんなにまだ曲を発表してないんだけど、この人たちをトリにします』って言って。

(二木信)石田さんが、そのブッダ・ブランドをトリにするってことを提案してたと。

(本根誠)もう出順とかもたしか、石田さんが全部決めていて。そうそう。みんなだから出演アーティストにも直接石田さんが電話して。リハーサルとかもセッティングしたりして。さんぴんキャンプの時に困ったのは、最初の発電所のCDの時は『スムースなトラックを売りたい』って言って。

(二木信)うんうん。

急遽トラック変更

(本根誠)実はインストをトラック1にしたぐらい結構トラック売りしてたくせに、結構人気になってきたじゃない。今度、ブッダ・ブランドが。で、『人間発電所とかも(ブッダの)休日とかも、スムースなトラックで売っていると思われるのが僕は嫌だ!』とかデブラージが急に言い出して。もう、『すげーハードコアなラップチームであることをさんぴんで知らしめる!』っつって。で、急遽マスターキーに『一切ブッダのトラック使わないでやってくれ』っつって。いきなり言われて、マスターキーも結構怒ってたよね。あん時ね。『ぜんぜん聞いてないよ!いまからそんなの、リハーサルできないよ!』っつって。でも無理やり、やらされてたよね。



(DJ MASTERKEY)デブラージは本当、気分屋で。

(本根誠)気分屋だよね。

(DJ MASTERKEY)ある日、突然。もうだってね、このままやるっていうのが決まっているのに、『もう、ヤメ!』とかなっちゃったりとか。まあ本当にもう、そういうのでね、面倒くせえやつだった。

(本根誠)そう。俺がね、ちょっと思っていたのはデブラージ、ちょっとステージ・フライトあるかな?みたいな。

(DJ MASTERKEY)ああ、ありますよね。

(本根誠)だからそれを、なんかこう、他のメンバーに押しつけるみたいなさ。そういうのがあるんだよ、あいつ。絶対に。

(NIPPS)いや、あの時ね、さんぴんの時ね、始まる前にね、デブラージ、俺、トイレ入ったんだよね。そしたら、お祈りしてたのよ。トイレで。

(本根誠)へー。お祈りをしてた?

(DJ MASTERKEY)おいなりじゃなくて?

(NIPPS)ジャンボいなり。

(DJ MASTERKEY)ジャンボいなりブラザーズじゃなくて?

(本根誠)そうそう。で、僕はほら、客席でPAアウトで聞いてたじゃないですか。で、マスターキーがマーヴィン・ゲイをかけたじゃん。インターミッションで。『♪♪♪』ってさ。で、『ああ!もうこれ、絶対に使えない!』とか思ったんだけど、無理やり出しちゃったんですけどね。

<書き起こしおわり>
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YOU THE ROCK★と石黒景太 D.Lの独特な日本語センスを語る

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1-Drinkこと石黒景太さんとYOU THE ROCK★さんがDOMMUNE『病める無限のD.Lの世界』に出演。D.L(Dev Large)さんの独特な日本語表現について話していました。

YOU THE ROCK★と石黒景太 D.Lの独特な日本語センスを語る

(石黒景太)ええと、コンちゃんと会って、デザインとかでブッダでかかわる前に、ブッダはたぶんニューヨークでやっていて、1回、一時帰国みたいな時に最初にクボタくんに紹介してもらって・・・

(二木信)キミドリ時代ですよね。

(石黒景太)そうですね。でも、キミドリも結構やり始めみたいな頃で。そん時はもう常に面白い言葉を、もう『コンちゃん語』って言われてたんですけど。

(YOU THE ROCK★)あるあるある!

(石黒景太)もうずーっと作っていて。で、もう意味がわかんないみたいな感じで(笑)。

(YOU THE ROCK★)わかる!わかるよ。

(石黒景太)比喩がすごすぎて(笑)。いや、だけどそれは相当、いま思い出したら・・・

すごすぎる比喩表現

(二木信)その比喩っていうのは結構ラップに近い比喩なんですか?

(石黒景太)いや、そうです。いまのラップで、たとえばなんかものすごく遠回しに言うみたいなやつを。たぶん、昔から英語のラップがそういうのがあると思うんですけど。

(ZEN-LA-ROCK)なんか覚えている言葉ってあったりしますか?石黒さんが。『こんなこと言ってたな』って。

(二木信)それかリリックの中で、これはデブラージさんっぽい遠回しな比喩のあれじゃん!みたいな。結構やっぱ身近にいる人は、たぶんそのデブラージさんのリリックを聞いても、まったくその面識のない人よりは理解度がやっぱりあるってことですもんね。そこに対しての。

(石黒景太)やっぱ『弱い』みたいな。たとえば『レイム』みたいなのを、それを『弱い』みたいな感じで。あ、そういう言い方ってするんだ、みたいな時は・・・

(YOU THE ROCK★)カッティングオールスターズの中でさ、『MASTERKEY 余裕ぶっこきまっくりの、まっまっくりーの♪』っていうのはどういう意味だか、わかる?



(石黒景太)いや、わからない(笑)。

(YOU THE ROCK★)コンちゃん用語は基本的にエロワードが入ってくる。うん・・・その、クリトリスがいいーのっていうのを、『まっまっくりーの』って言ってたりとか。あと、基本的にコンちゃん、やっぱいっぱい自分の名前持ってるじゃん?大峠雷音とか。だからそこにもやっぱ、あらわれるよね。俺のことはね、『ユウチャンタポニャキー』とかね。

(一同)(笑)

(YOU THE ROCK★)『ユウチャンザポニャック』とか言っててね。ニューヨークでそう言われてたの。意味わかんない、みたいな。うん。

(二木信)あ、意味はわからないんですね(笑)。

(YOU THE ROCK★)『ポニャってなんだよ?』みたいな。でもそれがいちばん俺、気に入ってる思い出のひとつなんだけど。『ポニャ侍』とか、『ユウ』がなくなっちゃってるんだよ。『ポニャ侍ってなんだ?ポキャキーってなんだ?』みたいなね。兄貴じゃなくてね。

(二木信)じゃあ、結構あだ名とか付けられて、そのままMCネームになった人とかいるんですかね?それはさすがにいないんですかね?

(えん突つレコーディング寺西)テトラドでデミさんがやっている、B.DとVIKNと、もう一人いるツバサって、SPERBって命名したのもコンちゃんだから。その時のノリで。

(YOU THE ROCK★)たぶんTOJIN BATTLEROYALっていう名前もコンちゃんは大好きだと思うよ。うん。自分と同じ感覚を持っていたと思うよ。

(ZEN-LA-ROCK)なんか石黒さん、言いかけてた・・・

(石黒景太)あの、なんかいまパッと思い出したのは、『おなごチック』っていうのを。

(YOU THE ROCK★)『おなごチックフレイバー』ね!

(NIPPS)違う。『おなごチクタック』。

(一同)(笑)

(YOU THE ROCK★)『おなごチクタック』!?

(石黒景太)(笑)。『女の子』と、『Chic』。

(えん突つレコーディング寺西)直々で流行り言葉を作るのもコンちゃんだったり。デミさんとかも、なんか適当なことを言って。で、もう周りの人は何を言ってるか、たぶん絶対にわからないような。

(石黒景太)だから当時は、やっぱり悪い意味じゃなくて、日本語に長けている感じじゃない、ちゃんぽんみたいなやつがすごい・・・

(ZEN-LA-ROCK)Dev Largeっていうのも、『デブ』っていうところもそうですよね?

(YOU THE ROCK★)そう。『デブっていう言葉をかっこよくしたいから、つけた』って言ってるんだよね。逆なんだよね。うん。

(ZEN-LA-ROCK)『Fat』とかそういう感覚っていうことですよね?

(YOU THE ROCK★)うん。それでニューヨークに行った時に、ムロくんの『Mr.PEAK』っていう曲があるんだけど。『ユウ、あの曲はすげーな。自分のこと、豚って言ってんだろ?』って。『ピッグじゃないよ!』とか。すっごい、ナチュラルで面白いんだよね。ネタ持ってて。

(一同)(笑)

(YOU THE ROCK★)ピッグじゃないよ!って。面白いよね。HIT’YA直撃だね。『BRING DAMAGE HIT’YA直撃』です。

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YOU THE ROCK★が語る Dev Large『証言』急遽参加の経緯

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YOU THE ROCK★さんがDOMMUNE『病める無限のD.Lの世界』に出演。LAMP EYEの名曲『証言』のレコーディングに当初予定のなかったDev Largeさんが急遽参加することになった経緯を話していました。放送のトークパートの最後の、えん突つレコーディング寺西さんのコメントから続きます。

YOU THE ROCK★と石黒景太 D.Lの独特な日本語センスを語る

(ZEN-LA-ROCK)じゃあ寺西さん、(トークパートの締めの)一言いただいてもいいでしょうか?

(えん突つレコーディング寺西)まあ、コンちゃんに対してもそうだし、普通に仲間もそうだけど。やっぱりみんなひとつずつ思い出はあると思うし。ユウちゃんみたいにすごい・・・ユウちゃんがニューヨークからコンちゃん帰ってきた時に一緒にいて。で、これ有名な話なんだけど、『証言』を録るって日に、コンちゃん入る予定じゃなかったのにユウちゃんが連れてきて。そこでコンちゃんは『証言』のヴァースを録って。

無理やり連れてきて、無理やり入れさせた

(YOU THE ROCK★)無理やり連れてきて、無理やり入れさせたんだよ。

(ZEN-LA-ROCK)その場で書いて?

(YOU THE ROCK★)いや、その場でじゃないのよ。スタジオに行く前に恵比寿のラーメン屋 香月の横になか卯があって。そん時、俺とコンちゃん、エアコン持ってなくて。なか卯で2人で牛丼一杯たのんで。2人で6時間ぐらい、『お茶ください』とか言いながら、ずーっとリリックを。『よし、書けた!書けた!よし、行こう!』っつって、都立大までタクシーで行ったんだよね。あ、都立大じゃない。ええと、池尻か?

(えん突つレコーディング寺西)違う。あれは新宿のバズーカじゃなかった?

(YOU THE ROCK★)いや、最初のテイクはね、違うんだよ。ユニバーサルが池尻大橋にあって。あそこで録って。そうそうそう。俺、最初証言6だったんだよ、たぶん。

(えん突つレコーディング寺西)LAMP EYEだからね。そう、あれLAMP EYEだったから。マーキュリーかなんか。ユニバーサルの。

(ZEN-LA-ROCK)そういう制作秘話じゃないですけども。

(えん突つレコーディング寺西)だからそういう風にみんな、ファンも仲間も、コンちゃんの思いがあるんで。それを、やっぱりこう、ぶつけにっていうか具現化するために明日は来るべきだと。それで締めて。


(ZEN-LA-ROCK)ぜひ。ありがとうございます。

(えん突つレコーディング寺西)ユウちゃん、お願いします。

(YOU THE ROCK★)俺ですか?ええと、みんなの気持ちもたぶん一緒だと思うんで。でもね、寂しくなってもコンちゃんたぶん面白くないと思うから。コンちゃんもたぶん、いまも来てると思っているし、明日も一緒にいると思うんで。この気持ちを本当、マジあいつの言葉だったら『天まで飛ばそう』っていうか。それでね、『R.I.P』とか安い、そんな感じじゃなくて。常にコンちゃんの曲、いろいろ現場とかでかけてこそ、本人よろこぶと思うんで。全国これ見ている人、世界中の人たち、これからもデブラージを忘れないで下さい。みんな、明日ね、来るように。待ってます。ありがとうございました。

(ZEN-LA-ROCK)ありがとうございました。

<書き起こしおわり>

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CQ NIPPS MASTERKEY NY時代のDev Largeのレコード収集を語る

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D.Lさん追悼番組、DOMMUNE『病める無限のD.Lの世界』の中でCQさん、NIPPSさん、DJ MASTERKEYさんがニューヨーク時代の思い出をトーク。当時のD.Lさんのレコードハンティングについて話していました。


(DJ MASTERKEY)他にもさ、よくさ、フリーマーケットとか行ったりした時は、いつも『やっちゃん、このレコード、このレコード』って言ってさ。いっつもフリーマーケットみんなで行くんだけどね。それで、いいレコードを教えてくれるんだよね。それで当時はすごい安かったから。1ドルとかね。とにかくヒデ、安いのを探すのが上手だったよね。

(NIPPS)たしかに。

(ZEN-LA-ROCK)じゃあやっぱりそんなところで、いろいろネタをディグってなんてのは、いまにもつながっていると。

安いレコード発掘が得意

(DJ MASTERKEY)いやー、その頃とまったく変わってないっていうのがすごいなと思って。俺は最近ちょっと疎遠になっちゃったから。あんまりここ最近は会わなかったんだけど。ただやっぱり、やっていることが和物を掘っているとか。それってやってること、20何年前と一緒だよと思って。そういう意味じゃすごいな!と思って。とにかく一途というかね。そういうところがすごいなと思いますけどね。破天荒さも半端ないけどね。

(CQ)そう。だいたいね、日曜日って休みじゃん。俺なんかも日曜日、休みだったのね。全員ね。それで、たいたいみんな4人ぐらい同じところに泊まっているわけよ。みんな。そうすると、だいたい俺とデミはちょっと寝てる感じで。やーちんとヒデはすげー朝早く、コンベンションがあるから行ったりしてたんだよね。

(DJ MASTERKEY)そう。

(CQ)で、俺とデミはゆっくりしてる感じで。で、スーシーがたぶん20ドルとか払って、インチキして前乗りで入っちゃうんだよね。そういう汚いやつがいたんだよね。

(NIPPS)いや、結局ね、スーシーみたいな人たちがニューヨークの中古レコードの相場を上げていたっていう話だよ。

(CQ)スパイになっちゃったんだよね。

(DJ MASTERKEY)ラージは安いのを買うのがすごい上手だから探して。

(CQ)20ドルを払うのは嫌だ!って言ってたんだよね。あいつは。まあ、払えなかったんだよね。

(DJ MASTERKEY)まあ、20ドルって結構大きなお金だったからね。

(CQ)でもスーシーとかは売る人の家まで行って、全部前もってマインドで取っちゃうんだよね。それ、戦いだもんね。まあ、そんなことがあったんだよね。

(中略)

(CQ)ニューヨークにいた時はあれなんだよ。一応、すっごい後輩だから。あの、ミスタートークンみたいな感じだったんだよね。トークン一枚あればどこでも行ける!っていうやつで。

(NIPPS)そうそうそう。で、いつもレコードを買うためのお金を持って、トークンを往復2枚持って。それで、だいたいお昼に1ドルもかけなかったよね。25セントとかのお菓子を買って。

(CQ)ピンク色のなんか、スポンジケーキみたいなのだよね(笑)。

(DJ MASTERKEY)だからさ、あんなの食いすぎだよね。

(NIPPS)そうそうそう。なんか駄菓子みたいなのが、あいつの昼メシだったんだよ。駄菓子が昼メシで、水筒持って。で、このジーパンの裾にポケットついてるジーパン履いてるんだよね。で、『ヒデ、どうしたの?そのポケットみたいなの。裾についてる・・・』『そう。これ、実はうちのマザーグースが・・・』。

(DJ MASTERKEY)マザーグースって、母親のことをマザーグースて言うんだよ。

(NIPPS)『うちのマザーグースが作ってくれたんだよね』って。

(ZEN-LA-ROCK)縫いつけてくれたと。

(NIPPS)そう。穴あいてただけなんだけどさ。で、そこにポケットみたいなのがあって。で、そこにトークンを入れて、レコードコンベンションだったりフリーマーケットだったり。そういうところに出かけていったんだよね。で、俺はもう待ち合わせに絶対に間に合わないタイプだから、いつも置いていかれるか、最初から行かないっつってたか、どっちかだったんだけど。だいたいクリちゃんとのんびりしてたのよ。屋上とかで、『あー』とかいってね。

(CQ)そう。まあとりあえず金がなかったんだよ。すっごい。働いてなかったもんね。あいつね。

(NIPPS)うん。ヒデはお金なかったね。

(CQ)人が食うの待って。残すの待ってたもんね。

(NIPPS)(笑)

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諸星和己 ワイルドな少年時代を語る

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諸星和己さんがTBSラジオ『たまむすび』に出演。玉袋筋太郎さん、春風亭一之輔さんと、自身のワイルドな少年時代の思い出を語っていました。



(玉袋筋太郎)やった!筋張ってますね。人生が。筋ってるよー!

(諸星和己)すごいな、このプロフィール。『ライブ、テレビ、ラジオと多方面』。俺、ラジオで活躍してないよ。ライブなんか久しぶりですよ。

(玉袋筋太郎)ニッポン放送で昔、やってたかな?光GENJIは。

(諸星和己)『GENJI GENKI爆発』っていうの、ありましたね。

(玉袋筋太郎)ああー、やってたよなー。

(春風亭一之輔)帯ですよね?あれね。

(諸星和己)本当、爆発しちゃったっていう(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)

(春風亭一之輔)あれ、終わっちゃったのは諸星さんが絡んでいる?

(諸星和己)うん。俺が悪いっていう。

(玉袋筋太郎)このね、横紙破りな感じが、もう!セクシーだねえ!

(春風亭一之輔)加藤清正ですね。

(玉袋筋太郎)ぐらいなね。たまらんねー!

(諸星和己)俺は城、作っちゃうよ!

(春風亭一之輔)城、作っちゃう(笑)。すごいね。適当な知識でいま、言ってるでしょ?(笑)。

(諸星和己)城作りの名人だよ。

(春風亭一之輔)その1、聞きたいですね。

(玉袋筋太郎)その1ね。土台を作った地元静岡。これ、やっぱり昔から自然の中で育まれたっていうことなんだよね?

土台を作った地元静岡

(諸星和己)なにを聞きたいんですか?これ。

(春風亭一之輔)いやいや、結構ヤンチャ坊主だったっていう。

(諸星和己)そんなことない。そんなことない。

(玉袋筋太郎)静岡で?

(諸星和己)俺、基本は僕、おばあちゃんに育てられたの。で、おばあちゃんに育てられて、あんまり家族がバラバラなんで。で、おばあちゃんに育てられたっていうだけで。別にヤンチャでもなんでもないですよ。

(春風亭一之輔)なんか結構、いろんなものを懐に入れるのが得意だったっていう・・・

(玉袋筋太郎)イモやスイカ(笑)。

(諸星和己)いや、お金がなかったから。当時の話よ。もうだから30何年前の話だからあれですけど。お金がなかったんで、どうやってお金を稼ぐか?おばあちゃん、お小遣いくれないんで。まあよくスイカが・・・

(玉袋筋太郎)あったんだね。

(諸星和己)あったんですよ。そのへんに。落っこってたの。落っこってたそのスイカを、まあみんなでちょっと取りに行ったっていう。

(春風亭一之輔)スイカは結構、いい値段になるんすか?(笑)。

(諸星和己)単なるスイカが食いたくて・・・じゃないのよ。スイカを取って。で、結局、スイカ、農家のおじいさんもいるんだけど。まあまあ、『また来やがったな、あいつら』みたいな。で、まあこっちはロケット花火とかで攻撃しておやじをやっつけるの。で、その間にスイカをこう、川に投げて。で、下で友達が待っていて、それを持って走って逃げると。

(春風亭一之輔)ちゃんとシステマチックになっていると。

(諸星和己)できてる。6人グループでね。

(玉袋筋太郎)6人(笑)。光GENJIよりちょっと多いみたいな。

(諸星和己)いや、少ない。忍者の人数っていう。

(玉袋筋太郎)忍者!

(諸星和己)あいつら、どこ行ったんだろうね?

(玉袋筋太郎)どこ行った?高木くんとか。

(諸星和己)いつの間にかドロンしたっていう。

(玉袋筋太郎)上手い上手い!忍者だけに!あれ、忍者は光GENJIの後ろ?前?どっち?先輩後輩で言うと。

(諸星和己)斜め上の方に・・・

(玉袋筋太郎)(笑)

(春風亭一之輔)これ、こういう生活をして、中学ぐらいまでですか?

(玉袋筋太郎)だってプチ家出してんだもん。家出しちゃってんだもんね。諸星くんはね。

(諸星和己)そうそう。だからそのために、スイカはね、食べるわけじゃないのよ。それを山に持っていって、次の日、カブトムシの餌にして。で、カブトムシを採りに行くわけ。

(春風亭一之輔)餌がわり?

(諸星和己)餌がわり。で、そのカブトムシを売りに行くんだよ。今度。

(玉袋筋太郎)(笑)

(春風亭一之輔)スイカはじゃあ、もう間に挟まる・・・

(諸星和己)もちろん。もちろん。そんなの、食べない。で、カブトムシ採りに行って、街まで売りに行って、それをお金にして。で、ちょっと小銭を稼ぐんですけど。ちゃんと農家のおじさんにはお金を返す。

(玉袋筋太郎)あ、偉い!

(諸星和己)そっと置いておくっていう。

(春風亭一之輔)偉くはないっすよ(笑)。

(玉袋筋太郎)最初はスイカを持っていってるわけだからね。

(諸星和己)そう。小銭を稼いで。で、まあ東京に出てきたっていう。

(玉袋筋太郎)家出。

(諸星和己)いや、だから家出の話したら長くなる・・・

(玉袋筋太郎)でもね、渋谷とか原宿とかウロウロしていたっていう・・・

家出して代々木公園へ

(諸星和己)だから僕らの地元が竹取物語の発祥の地って言われていたの。僕の子ども会は『竹の子子ども会』って言って。で、テレビをつけてたの。魚屋っていう駄菓子屋があって。魚屋なのに駄菓子屋なの。そんな情報、いらない?

(玉袋筋太郎)大丈夫(笑)。

(諸星和己)で、テレビを見てたら、竹の子族が出てきて。

(玉袋筋太郎)出た!原宿の。

(諸星和己)『あ、こいつら見に行こうぜ。俺たち、竹の子子ども会だから。竹の子族見に行こうぜ』って。

(春風亭一之輔)かち合ってると。

(諸星和己)『おし!』っつって。で、代々木公園に見に行ったら、いなくて。日曜日にしか出てこない。そいつらは。『なんだ、竹の子、日曜日にしか出てこないのかよ。俺たちは毎日いてやるよ!』って言って、そこで野宿してたの。

(玉袋筋太郎)そうだよね。そりゃすごいよ。

(春風亭一之輔)それ、いくつの時ですか?

(諸星和己)それ、13才ぐらい。

(玉袋筋太郎)中1で、野宿。

(諸星和己)だから結局、学校に行けなくなっちゃったんですよ。で、隣の家のあんちゃんが悪いやつで。うちらの中学、坊主にしなくちゃいけなくて。で、『坊主にしたらソリを入れなくちゃいけない』って、ソリを入れて学校行って。中学。そしたら、怖い先輩に目、つけられて。『あ、ヤバい!これ、学校行けなくなっちゃう』って。で、隣のあんちゃんに『これソリ、どうなるのか?』っつったら、『ソリっていうのはヤバいんだ』って。

(玉袋筋太郎)(笑)

(諸星和己)ヤバいんだっていまさら言われても・・・って。

(玉袋筋太郎)入れちゃったもんは。

(諸星和己)しょうがない。学校行けないなと思って。でも、鏡を見て、このソリを直すためには・・・と思って、この剃った部分の真ん中とモミアゲの部分をもう1回、剃ったの。

(玉袋筋太郎)(笑)

(春風亭一之輔)おでこ、広いですねー。

(諸星和己)そしたら一之輔みたいになっちゃって。



(玉袋筋太郎)(笑)

(春風亭一之輔)俺はいいっすよ。

(玉袋筋太郎)月代(笑)。

(諸星和己)それで学校行けなくなっちゃって。月代状態で、もうあれよ。で、代々木公園にいたら、野宿してたらジャニーに拾われたっていう。

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諸星和己 ジャニー喜多川との出会いを語る

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諸星和己さんがTBSラジオ『たまむすび』に出演。玉袋筋太郎さん、春風亭一之輔さんと、ジャニー喜多川さんとの出会いについて語っていました。



(諸星和己)それで学校行けなくなっちゃって。月代状態で、もうあれよ。で、代々木公園にいたら、野宿してたらジャニーに拾われたっていう。

(春風亭一之輔)ジャニー!

(玉袋筋太郎)『ジャニー』呼ばわりですもんね!

(諸星和己)『「さん」つけたらおかしいでしょ?』って俺、言ってんの。英語の名前なんだから。

(玉袋筋太郎)あ、ジャニーでいいと。ジャニーで。

(諸星和己)だから『喜多川さん』だったらわかりますよ。だから『ミスタージャニー』っていうのもおかしい。ジャニーはジャニーよ。

(玉袋筋太郎)ジャニーはジャニー。

(春風亭一之輔)いま、ジャニーさんとはどういう関係で?

(諸星和己)ジャニー、ちょっと俺は線を置いてる・・・

(玉袋・一之輔)(笑)

(諸星和己)なにを言わせんだよ!

(玉袋筋太郎)うん。メールしたりとか。『ユー!』って。

(諸星和己)するわけないでしょ(笑)。

(春風亭一之輔)会ったりはしないですか?

(諸星和己)会ったりはしないけど、たまにね、あの格好を真似するね。変な帽子に変なサングラスっていう。

(玉袋筋太郎)(笑)

(春風亭一之輔)変じゃないよ。いいですよ。

(諸星和己)あの、デカいジャケット、あるでしょ?あれね、トシちゃんのお古で。ここ開けると、『田原俊彦』って書いてあるの。俺しか知らないの、それ。

(玉袋筋太郎)いい話だなー!(笑)。

(春風亭一之輔)胸に『田原俊彦』って?刺繍があるんですか?

(諸星和己)それで、あの格好でギネスブックの写真だよ。おかしいだろ?っていうね(笑)。


(玉袋筋太郎)(笑)。いいねー!

(諸星和己)たまにあの格好で。

ジャニーさんとの出会い

(春風亭一之輔)ジャニーさんと初めて会ったのはどういう状況だったんですか?

(諸星和己)状況っていうよりは、初めて会った時に名刺をもらって。

(玉袋筋太郎)そうね。崎陽軒のフタみたいな名刺。

(諸星和己)そう。木だったの。で、名刺なんかもらったことないし。珍しいな、これって。崎陽軒の弁当のフタみたいなやつね。

(春風亭一之輔)ご飯粒ついてるわけじゃないですね?

(諸星和己)ついてるわけないじゃん!ねえ(笑)。そこまでくると、『ついてた』って言いたい(笑)。んで、それをポケットに入れてたの。ポケットに入れてて、まあ友達もいたから。その時。で、友達とバラバラになっちゃったの。『あ、ヤバいな。これ、バラバラになっちゃったな』って。で、違う方のポケット見たら、1200円しか入ってなくて。『これ、帰れないな。竹の子子ども会に』って思って、反対のポケット見たら、バリバリに折れたその名刺が出てきて。『この人に電話すりゃいいや!』と思って電話したら、合宿所だったの、そこ。『合宿所に来い』って言われて。

(玉袋筋太郎)すごい運命的な出会いだよなー。そっからだもんね。光GENJIになっていくっていう。

(春風亭一之輔)そんで、合宿所に行ったんすか?

(諸星和己)いや、合宿所に行ったんだけど。居座ったのが、エレベーター開いた瞬間、いちばん最初に会った人が永ちゃんだったんすよ。

(玉袋筋太郎)ええっ!?

(諸星和己)永ちゃんがね、鼻をこうほじって。俺とね、目と目が合っちゃった。

(玉袋筋太郎)矢沢さんが?

(諸星和己)うん。指、取れなかったんだろうね。そのまま『どうも』って言っちゃって(笑)。かっこいい!永ちゃんだ!って。

(玉袋筋太郎)おおー、すごいね!

(諸星和己)で、行ったら、それこそトシちゃんがいて、マッチさんがいて。こう、居心地がいいわけよ。テレビ見なくても、有名人見れるから。で、1ヶ月ぐらいいて。で、いたら、俺、ジャニーに『あの、すいません。矢沢さんは、永ちゃんはいつここに戻ってくるんですか?』『なにってんの?永ちゃんはジャニーズじゃないよ』って言われて。『ええっ!?』っていう(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)。永ちゃん帰ってくるもんだと思って。

(諸星和己)ずーっと思って。永ちゃん帰ってくるまで待ってたのよ。で、帰ってこなくて。まあまあ、そのまま。居心地がいいから。そのままいたの。

(玉袋筋太郎)へー!

(諸星和己)そりゃあ、ばあちゃん家よりね、7LDKのちゃんとしたマンションン方がいいわけじゃない。

(春風亭一之輔)えっ、それ、ずっと家出の最中の出来事なんですか?

(諸星和己)そうそうそう。

(玉袋筋太郎)捜索願いとか、出なかったのかね?

(諸星和己)だから、おばあちゃんに育てられたわけじゃん。で、おばあちゃんは俺のおふくろのところに帰ってると思ってるの。おふくろは、おばあちゃんのところにいると思っているから。

(玉袋筋太郎)あ、そっか(笑)。

(諸星和己)だから、誰も探しやしないっていう。

(玉袋筋太郎)これはすごいよねー!

(春風亭一之輔)それでもう、アイドルになっていくっていう?

(玉袋筋太郎)13才でしょ?その時。

(諸星和己)13才。

(玉袋筋太郎)13才だもんなー。

(諸星和己)で、『レッスンしろ』って言われて。踊りの。でも、『嫌だ。そんなもん、興味ないから』って。何もしなかったの。したら、『出て行け』って言われたの。『出て行けって、拾ったのはお前だろ?』みたいな。それでジャニーとバトル。

(春風亭一之輔)そんな高飛車に?

(諸星和己)半端じゃないっすよ。

(玉袋筋太郎)このね、諸星くん、いいねー!

(春風亭一之輔)そんな調子でジャニーさんに言って、ジャニーさんはどんな応対をするんですか?それに対して。

(諸星和己)いや、わかんないけど、あんまり俺が口ごたえするもんだから、こんなやついないと思ったんじゃないの?だから、なんか履いていたハイヒールみたいな、なんかロンドンブーツみたいなスリッパでね、殴られそうになってた(笑)。

(春風亭一之輔)(笑)

(諸星和己)逃げまわってた。7LDKのマンション(笑)。

(玉袋筋太郎)いいなー!自由!

(諸星和己)『あいつ、ハイヒール履いてる!』みたいなね。

(玉袋筋太郎)自由だなー(笑)。いや、でもまあそれで、光GENJIでデビューするには、やっぱりそれなりにね、稽古とかやったりとか。まあローラースケート履いたりとか、あったわけだもんね。それまでは、何年ぐらいかかったの?

(諸星和己)それまで、結局87年デビューなんで。僕、16才の終わりぐらい。だからちょうど3年ぐらい。

(玉袋筋太郎)3年だね。

<書き起こしおわり>
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諸星和己 ジャニーズ事務所合宿所生活の思い出を語る

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諸星和己さんがTBSラジオ『たまむすび』に出演。玉袋筋太郎さん、春風亭一之輔さんと、ジャニーズ事務所の合宿所生活の思い出を話していました。



(春風亭一之輔)なんかそういう合宿所生活で面白い先輩とか、そういうエピソードみたいなの、ないですか?

(諸星和己)まあ、よく言うのはトシちゃんのね・・・トシちゃんとはちょっと、僕はやっぱりこう、波長が合わない。先輩に対して申し訳ないですけど。

(玉袋筋太郎)ちょっとね、あるから。

(諸星和己)ウマが合わない。タイミングが悪いみたいな。そういうのはいっぱいありましたね。

トシちゃんとは波長が合わない

(春風亭一之輔)どんなのありました?トシちゃんと。

(諸星和己)いやいや、たぶん言ったら怒られるんで(笑)。

(春風亭一之輔)なんか、言える範囲のね。

(玉袋筋太郎)言える範囲。そうそうそう。

(諸星和己)言える範囲?言える範囲・・・結構言ってきたからな。あの、テレビでカットされたやつ。

(玉袋筋太郎)ああ、いいねー。ちょっと。

(諸星和己)本当に大丈夫なの?トシちゃんがね、俺、知らないよ。本当に。絶対にまた、出禁になるんじゃないの?

(春風亭一之輔)いやいや、大丈夫(笑)。

(諸星和己)それで『GENJI GENKI爆発』がダメになったんだから。

(玉袋・一之輔)(笑)

(玉袋筋太郎)それなんだ(笑)。自分で爆発しちゃった(笑)。

(諸星和己)そう。いやいや、そのね、マンション。7LDKで。トシちゃんがいつもお風呂入る時に、バスクリンを入れるわけ。緑色の。で、俺はバスクリンを入れるの、わかってたの。したら、そのまま忘れちゃったんだろうね。忘れちゃって。で、『みんな、集まれ!』って。

(春風亭一之輔)『みんな、集まれ!』。招集が(笑)。

(諸星和己)一応、みんな集まるんですよ。で、トシちゃん、マッチさんもいれば、少年隊もいれば、みんないる。で、『みんな、集まれ!』『どうしたんですか?』『水が、お湯が、下に、漏れた・・・誰か、謝ってこい』って言われて。

(玉袋筋太郎)うん。

(諸星和己)で、下が、たまたま永谷園の社長さんの家だったの。マンションだから。そこに、緑のお湯が漏れちゃっているの。

(玉袋筋太郎)あれっ!?

(諸星和己)で、俺がいちばん下だから。『お前、謝ってこい』って。で、なんて言えばいいのか?って。永谷園もわかってないから。『な、なんですか?それ』『だから、永谷園がお茶漬けになった・・・』って(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)。まさかのお茶漬けだよ!緑だ。

(春風亭一之輔)バスクリンだから。

(諸星和己)そう(笑)。だから言えないっつってんだよ。怒られるんだから。これ、言っちゃ。

(玉袋筋太郎)(笑)

(諸星和己)でも、自分が謝りに行けって話だよね。

アイドルは常にバカであれ

(玉袋筋太郎)いやー、でも本当、このエピソードの中でね、好きだったのがこの、『アイドルはビジネスマンじゃない。常にバカであれ』っていうこの諸星くんの考え方。もう、これ素晴らしいなって思うんですよね。うん。この結論にたどり着いたっていうのは、いくつぐらいで?

(諸星和己)いや、もうレコード大賞をとったぐらいですかね?

(玉袋筋太郎)レコード大賞、とっちゃうんだもんな。

(春風亭一之輔)もう、とるもん、みんなとったでしょ?賞とかも。

(諸星和己)まあ、ほとんどとりましたね。

(春風亭一之輔)で、ビジネスマンなんかじゃないっていうのはこれ、どういうことなんですか?

(諸星和己)うーん、だから結局その、なんだろうな?・・・グー・・・

(玉袋筋太郎)寝ちゃったよ。

(春風亭一之輔)これ、45才だからできるギャグですよ。これ。ガラスの十代じゃできないギャグですよね。これ。

(玉袋筋太郎)壊れそうなものばかり集めちゃうよ。

(諸星和己)俺、よく言うのは、渋谷のギャルとアイドルはバカじゃなきゃ出来ないと思ってる。

(玉袋筋太郎)渋谷のギャルと。うん。

(諸星和己)要するに、人のことをまともに聞いてたら・・・利口だったらできないと思うんですよ。こうして、ああして、こうしてって。逆に、『こいつ、裏があるんじゃないかな?』って思っちゃう。

(玉袋筋太郎)うんうんうん。

(諸星和己)で、いまのを最近見ると、やっぱり礼儀正しいし、すごいちゃんとプランも考えているし。それだと、なんか本当のアイドルじゃないんじゃないかな?っていう。やっぱりこう、勢い良く行かなきゃいけないし。だから僕らなんかも、なんかやってて539公演かな?8年間で。

(玉袋筋太郎)かぁーっ!

(諸星和己)スケート履いて。あれ、バカじゃなきゃできないよ。

(玉袋筋太郎)まあまあ、たしかにそっかー。

(諸星和己)利口だったら、辞めますってなるし。

(玉袋筋太郎)まあ、十代だってこともあるしね。うん。これがいいよ。だけどさ、本当にバカだもんね。17才でスーパーカーをコレクション始めちゃう。免許ねえのにさ。

(春風亭一之輔)消しゴムじゃないですよね?

(玉袋筋太郎)消しゴムじゃないんだから。これ。

(諸星和己)いや、だからやっぱり、当時はほら、スーパーカーブームで。その、ねえ。いろいろあるじゃない。フェラーリのミウラとか、イオタ、ランチア・ストラトス。そん中でも、スーパーカーの王様はランボルギーニ・カウンタックで。

(玉袋筋太郎)おおー!

(諸星和己)で、だいたい同世代のやつらは消しゴムしか持ってなかったよ。で、やつらに自慢したかったのよ。『お前ら、消しゴムだろ?俺、本物持ってんだよ』って。

(春風亭一之輔)光GENJIの時点で自慢すればいいじゃないですか(笑)。

(玉袋筋太郎)それでLP500ってさ。

(諸星和己)これ、免許持つ前から持ってましたからね。

(玉袋筋太郎)LP500?

(諸星和己)うん。

(春風亭一之輔)正直、どれぐらい稼いだんすか?

(諸星和己)いや、稼いだ金額は何千億かって言われてる。

(春風亭一之輔)新国立競技場、建てられるじゃないですか!

(諸星和己)そうそう。新しいやつ。あれはね・・・だからスカイツリーが2本建つって。

(玉袋・一之輔)(爆笑)

(玉袋筋太郎)いいぞいいぞいいぞー!

(諸星和己)だから・・・けど、俺たちは・・・

(玉袋筋太郎)給料制だったわけじゃないんでしょ?

(諸星和己)給料。給料。給料だし、いくらもらった?って言われても、覚えてない。貯金通帳も残ってないし。

(玉袋筋太郎)うわー・・・

(諸星和己)だから、そこらへんがバカなんだけど。利口だったらたぶん、とっととクビになってると思うし。そこらへんもバカじゃないと、やっぱ続けていけない。

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諸星和己 新曲『あさきゆめみし』と光GENJIメンバーを語る

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諸星和己さんがTBSラジオ『たまむすび』に出演。玉袋筋太郎さん、春風亭一之輔さんと、新曲『あさきゆめみし』と、光GENJIメンバーについて話していました。



(春風亭一之輔)そんな最中ですね、光GENJIの思い出が詰まったニューシングル『あさきゆめみし』。絶賛発売中だそうで。20年目なんですね。解散してね。

(諸星和己)うん。解散して20年。

(春風亭一之輔)6月17日、新曲『あさきゆめみし』をリリースされる。作曲は元チェッカーズの鶴久さん。作詞は氣志團の綾小路翔さん。

(諸星和己)そうなんですよ。

(玉袋筋太郎)光GENJI、解散から20年でこの歌を。

(春風亭一之輔)再結成とか、ないんですか?

(諸星和己)いや、再結成とか、まあしたいなっていう気持ちはもちろんあるし。いいことだと思うんですけど。うちのメンバー、問題が多すぎるからね。だって最近、俺がいちばんまともだって言われて。おかしいだろ?このグループっていう。

(玉袋筋太郎)(笑)

(春風亭一之輔)こんなラジオでガンガンしゃべってて。

(玉袋筋太郎)うん。山本くんとかね。いろいろあったりとか。うん。(小声で)赤坂くんとかね・・・まともだよ!

(諸星和己)いちばんまともだって。だから本来、やっぱりこの曲、要するにこの20年たって、20年前にファンに対して言い忘れたことがひとつあるというメッセージと、ある意味の、光GENJIのころの歌詞が散りばめられてるんですよ。

(玉袋筋太郎)そうなんだよね。

(春風亭一之輔)じゃあ、ちょっと聞いてみましょうか。

(玉袋筋太郎)聞いてみるか。

(諸星和己)いや、自分で買って聞いてよ。そんなの。

(春風亭一之輔)流さなくていいですか?

(玉袋筋太郎)いやいや、流そう。流そう。

(諸星和己)しゃべり疲れた?

(玉袋筋太郎)そんなことない。まだまだ聞きたいもん。

(春風亭一之輔)それじゃあ諸星さん、曲の紹介をお願いします。

(諸星和己)この曲はまさに光GENJI物語です。『あさきゆめみし』。



(春風亭一之輔)お送りしたのは諸星和己さんで『あさきゆめみし』でした。

(玉袋筋太郎)おおー!これはもうね、作詞した綾小路さんが、素晴らしいと。かなりの光GENJIマニアだと。

(諸星和己)これ、マニアですね。僕ですらわかんないタイトルも乗ってますからね。

(春風亭一之輔)『星明かり→スターライト』でしょ?『ガラスの時→ガラスの十代』ですかね。それぐらいはなんとなく。あと、『楽園は銀河の彼方に→パラダイス銀河』。他にもいっぱい入っている。

(玉袋筋太郎)『100%元気』は?あ、それはない?

(諸星和己)あるよあるよ。勇気ね。

(玉袋筋太郎)勇気とか。すごいんだ。

(諸星和己)だから、聞いてた?

(玉袋筋太郎)いま、聞いてましたよ。

(諸星和己)聞いてなかったよ。しゃべってたじゃん。

(玉袋筋太郎)(笑)

(諸星和己)だからわからないのよ。いまさら・・・

(玉袋筋太郎)ファンのみんなが涙してますよ。みんな、それぞれいいお母さんになったりしてる。

(春風亭一之輔)告知がございますよ。諸星和己さんの『あさきゆめみし』はタワーレコード全店ならびにTSUTAYA、Amazon、レコチョクなどで絶賛発売中。さらに、明日、27日土曜日に沖縄。そして28日日曜日、福岡、佐賀と『あさきゆめみし』の発売記念イベントがある。そしてなおかつ、8月12日水曜日、BIRTHDAY LIVE Volt-age45を開催。場所はZepp東京で午後6時半に開演でございます。ホームページをご覧いただければ詳しい情報があると。45才。

(玉袋筋太郎)45才!

(諸星和己)もう45ですね。

(玉袋筋太郎)もう厄年も過ぎて。

(諸星和己)過ぎましたね。

(玉袋筋太郎)まだまだ、元気100倍で。ヤンチャのままで。

(諸星和己)いい時代をね、経験しましたよね。

(玉袋筋太郎)最後にすごかったね。すべて食べたんだから!味わい尽くした!時代とか、そういったものを全てですよ。贅沢も。

(諸星和己)っていうか、今日のお題は仲直りの話?

(玉袋筋太郎)仲直りの話ですよ。

(諸星和己)ねえ。

(春風亭一之輔)これから、ありますか?

(諸星和己)いやいや、うちのメンバー?

(春風亭一之輔)どうですか?

(諸星和己)いや、俺、大沢樹生、大嫌いだから。

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(玉袋筋太郎)一緒に出てたじゃん。この間!(笑)。



(諸星和己)あれで、きよし師匠も出てたんだよ。

(玉袋筋太郎)そう。うちの師匠も出てて。

(諸星和己)すぐ殺されちゃったっていう(笑)。なんなの、あの人は?みたいなね(笑)。

(玉袋筋太郎)(笑)

(諸星和己)なんでもいいけど、うちの山本、ほら。僕のミュージカルをこの間、見に来た時。いっちゃん、あれでしょ?隣の席で。

(春風亭一之輔)ええ。隣の席で。

(諸星和己)そん時、なんか言ってた?

(春風亭一之輔)いや・・・(笑)。すごい、いい人そうでしたから。

(諸星和己)その話は、なんか?

(春風亭一之輔)その話はないですよ。損なの。

(諸星和己)聞けばよかったのに。

(春風亭一之輔)聞けないですよ!聞けるか!そんなこと!初対面の人に!『あの文春の話は本当なのか?』って、聞けるか!なに言ってんだ、急に!

(諸星和己)(爆笑)

(春風亭一之輔)バカか!あんた!

(諸星和己)あー(笑)。

(玉袋筋太郎)またね、ぜひとも。

(春風亭一之輔)来てくださいませ。

(玉袋筋太郎)アメリカから帰ってきたら。アメリカに逃げるらしいですから(笑)。

(諸星和己)逃げなきゃいけないから。いまから。

(春風亭一之輔)本日のその筋の話。ゲストは諸星和己さんでした。

(玉袋筋太郎)ありがとうございました!

(諸星和己)ありがとうございました。

<書き起こしおわり>
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ピエール瀧 伊豆の土産物屋で購入した激安老眼鏡を語る

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ピエール瀧さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で、最近購入した老眼鏡についてトーク。ハガキで悩み相談コーナーで実際に着用し、話していました。

(赤江珠緒)ピエール瀧のハガキで悩み相談!

(ピエール瀧)さあ、リスナーのみなさんとおハガキでコミュニケーションをということで、みなさんから悩み相談やらくだらない質問等々を受け付けているコーナーでございます。

(赤江珠緒)あら?どうしたんですか、瀧さん?

(ピエール瀧)本日はですね、先日、伊豆の方に行ってお土産物屋さんで買った1500円の老眼鏡をかけてメールを読んでみたいと思います。

(赤江珠緒)ねえ。ちょっと、装い新たに。

(ピエール瀧)はい。

(赤江珠緒)そしてまた、その老眼鏡の派手なこと!

(ピエール瀧)はい。たまーにああいうお土産物屋さんで、激安老眼鏡って売ってるじゃないですか。

(赤江珠緒)はあ。

(ピエール瀧)この間、ためしにかけてみたら、すげーよく見えるんですよ。

(赤江珠緒)なんか、白地に花柄ですけど。瀧さん(笑)。

(ピエール瀧)はい。気持ち悪いでしょ?なんか。


(赤江珠緒)(笑)

(ピエール瀧)これ、気持ち悪いわ!と思って。

(赤江珠緒)それ、男性用なの?

(ピエール瀧)たぶん、おばさんとかがするやつでしょうね。

(赤江珠緒)ああ、そう(笑)。

(ピエール瀧)はい(笑)。

(赤江珠緒)まあまあ、いいですけど。

(ピエール瀧)見えりゃいいんだってことでね、買ってきましたけども。あ、すっげーよく見えるな、おい。

(赤江珠緒)(笑)

<書き起こしおわり>

DJ MASTERKEY Dev Largeの編集へのこだわりを語る

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D.Lさん追悼番組、DOMMUNE『病める無限のD.Lの世界』の中でCQさん、NIPPSさん、DJ MASTERKEYさんがニューヨーク時代の思い出をトーク。編集が大好きだったD.Lさんについて話していました。


(DJ MASTERKEY)俺、ラージと知り合ったのはラージがね、レストランでバイトしてて。れんげっていうね。

(NIPPS)こだまじゃないの?

(DJ MASTERKEY)じゃない。れんげ。れんげ。そこでね、俺がそこにバイト、顔を出してたらラージに『ヒップホップ、好きですよね?』とか言われて。『今日、遊びに行っていいですか?』とか言われてね。それでなんか、すごい人懐っこくて。そっからニューヨークで知り合って、よくツルむようになって。デミちゃんなんかもそうだし、クリちゃんはまあ、その前から一緒だったんだよね。それで、仲良くなったんですよ。まだ10代だったんじゃない?たしか。

(NIPPS)デブラージは48才くらいに見えたけど、当時18才か19才くらいだったと思う。

(CQ)すげー老けてたんだよ。

(NIPPS)敬語使ってたもん。俺。すげー敬語。『はじめまして。よろしくお願いします』って。

(DJ MASTERKEY)なんかさ、今日なんかさ、YOU THE ROCK★がさ、Facebookでなんかすげーいろいろ、ラージとかのことを書いているのを読んだんだけどさ。なんかあれを見てたら、昔のことを思い出しちゃってさ。ヒデってさ、すげーひょうきんでね。いつもくっだらない冗談とか下ネタとか、そんなことばっかりを言っていた印象が俺にはあって。

(二木信)うんうん。

(DJ MASTERKEY)なんかよくビデオでさ、撮影してたよね。俺が持っていた当時、ビデオがあって。それをよくね、なんか自主編集・・・編集が好きなんだよね。テープ編集とかよくやってたよね。昔ね。

(CQ)一時停止とかが好きなんだよ。

(NIPPS)ポーズテープね。ポーズテープ。ミキサー持ってない人が作るミックステープをポーズテープって言ってたんだよね。

(DJ MASTERKEY)これ、わかりますよね?みなさん。いちいちカセットを止めて、戻して、そこでこっち側のカセットからまた録って、また戻して。そういうので、なんかいろいろ声サンプルして作ったりしてたよね(笑)。

(CQ)留守電とかも勝手に利用されちゃうからね(笑)。

(DJ MASTERKEY)そうだったね(笑)。

(CQ)昔、留守電ってあったじゃん?いまもあるのか知らないけど、カセットのやつ、あったじゃん。あれを勝手に編集とかして。ディスっちゃったりするんだよね。

(DJ MASTERKEY)なんかね、そういうことが好きだったんだよね。編集ごととかね。

<書き起こしおわり>
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能町みね子 故・音羽山親方(貴ノ浪)を語る

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能町みね子さんがニッポン放送『久保ミツロウ・能町みね子のオールナイトニッポンGOLD』の中で、急逝された元大関 貴ノ浪、音羽山について話していました。

名大関 貴ノ浪

(能町みね子)あの、貴ノ浪さんっていう名大関がいたんですけど。本当に突然、亡くなったんですよ。

(久保ミツロウ)ですよね。若かったですよね。

(能町みね子)ぜんぜん。43才ぐらいですね。ぜんぜん若かったですけど。で、1回、すごい大病をされて。辞めた後に。で、本当にもう、ちょっと危篤ぐらいまでいったことがあって。そっから不屈の精神というか、奇跡というかで回復して、ちゃんと親方をやって。もう本当に、亡くなる前日ぐらいまで、普通に働いていたらしいんですけど。で、私もなんかショックはショックなんですけど、あんまり信じられないんですよ。若すぎて。ぜんぜん亡くなったイメージが、まだつかめないんですけど。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)貴ノ浪さんと、思い出っていうにはちょっと恐縮なんですけど。普通にファンとしてサインをもらったことがあって。

(久保ミツロウ)おお。

(能町みね子)で、私も当時、こんな仕事もしてない頃で。ただのミーハーなファンだったんで。辞めた後に、親方だから国技館の2階で相撲を見てたんですよ。貴ノ浪さんが。で、ちょっと暇そうにしてたから、ぜんぜん話しかけていいかな?と思って、『サインください』って言って、本かなんか持って行ったら、まあ普通に応じてくれたんですけど。私も調子に乗っていろいろ話しかけて。貴ノ浪さんって、大関で強かったんですけど、相撲がすごく変則的だったんですよ。あんま正統派じゃなくて。背がすごい高くて、197センチぐらいあるんだったっけな?日本人の中でもダントツに高くて。



(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)背が高すぎるので、普通の人がとれない相撲をとれちゃうんですよね。普通だったらもう圧倒的に不利な体勢から逆転できたりとかするんで。昔からの人では、結構文句を言う人もいたり。『あんなのは相撲じゃない』って責められたりとかもしつつ、それが個性だっていう風にファンも多かった人なんですけど。それを、やくみつるさんが当時、漫画で茶化して。

(久保ミツロウ)うん。

(能町みね子)別に批判じゃなくて、ただ茶化してたんですけど。貴乃花、若乃花がもともと『の』の字がカタカナ(『ノ』)だったんですよ。それが横綱になったら『の』を漢字(『乃』)に変えたんですね。変えたんですけど、貴ノ浪だけは変わんなかったんですよ。

(久保ミツロウ)ほう。

(能町みね子)で、やくさんが漫画の中で、『親方、なんで俺だけ変わんないんですか?』って言うわけですよ。で、そしたら『お前、あの「乃」は似合わない』って言って。『じゃあでも、お前も改名してやろう』って言って、『貴にょ浪』にするっていう(笑)。


(久保ミツロウ)(笑)

(能町みね子)4コマ漫画があって。結構それが評判がいいっていうか、本人にも伝わったりしてウケて。その後、ずっとニックネームが『にょ浪』って呼ばれていたんですけど。

(久保ミツロウ)(笑)

(能町みね子)で、私もその会ったテンションでつい、『にょ浪とか言われてましたよね』って話しかけたりして。『もう本当、ああいうの、止めてほしいよね』ってことを貴ノ浪さん、言ってたりして。本当、すごいいい人だったんですけど。だからね、43才っていうのがまだ、信じられないですね。結構無理してらっしゃる人も多いので、本当健康に気をつけてって言っても、まあしょうがないものはしょうがないんですけど。

(久保ミツロウ)うんうん。

(能町みね子)すごい健康に気をつけていた人だと思うんですけどね。

(久保ミツロウ)それでも、やっぱり逝ってしまう時はしまうと。

(能町みね子)そういうこと、あるんですよね。まだちょっと、私も実感ないけど。審判に入ってこないのを知っちゃうと、ちょっとショックですよね。審判って、土俵の下の羽織袴着てるところにいたんですけど。あれが見られなくなっちゃうっていうのがまだ、信じられないですね。

<書き起こしおわり>

菊地成孔とOMSB 映画『THE COCKPIT』を語る

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SIMI LABのOMSBさんがTBSラジオ『菊地成孔の粋な夜電波』に出演。菊地成孔さん、MOEさんと、自身が出演した映画『THE COCKPIT』について話していました。


(菊地成孔)はい。ええと、『THE COCKPIT』。これは、まだ見れるかな?

(OMSB)ええと、1回、上映は終わりました。19日で。

(菊地成孔)東京は。

(OMSB)はい。次、横浜でやるっぽいです。っていう風に聞いてます。

(菊地成孔)ええとね、まあまあ、こういうご時世ですからね、検索してもらえれば情報が出てくる。要するに、まだ見れるってことだよね。簡単に言うと。

(OMSB)まだ見る機会はあるって感じですね。

(菊地成孔)私はこの映画はRinbjö(菊地凛子)と2人で見に行かせていただきまして。MOEさん、ご覧になられました?

(MOE)未見ですよ。未見。

(OMSB)未見(笑)。

(MOE)すいません。横浜?どんな映画?

(菊地成孔)はい。あの、これは簡単に言うと、ヒップホップの記録映画、もしくは劇映画を含めて、実は意外といっぱいあるよね?日米含めても、たぶん世界中でもいっぱいある・・・

(OMSB)まあ、しようと思えばYouTubeでも見れちゃうような風景っていうか。

(菊地成孔)ただ、これはドキュメンタリー映画で。基本的にはオムスとTHE OTOGIBANASHI’SのBimくんが2人で1曲作ると。それを2日間でやるという、2日間を追ったドキュメントで。もうネタを探してビートを入れるところから始まって、リリック2人で考えて、ラップを録音して、完パケて。朝が来て、夜が来て、朝が来て、夜が来て、出来上がって部屋の外に出ると・・・

(OMSB)そうですね。

(菊地成孔)まあ、あんましゃべっちゃうとネタバレになっちゃいますね。完成品が流れるっていう。本当に素晴らしいですね。

(MOE)いや、すごい。魔法をね、間近で見れるような。

(菊地成孔)本当。本当。あの、意外とね、うちらは自分たちで作っているから、まあ当たり前ですけどね。作ってるからさ。

(OMSB)(笑)

(菊地成孔)『ああ、こうやって作るのか』っていうのはあんまり思わないですけど。ちょっとしたもんでも、人が作ると『ああ、こうやって作るのか』って思いますよね。

(OMSB)なんか、製造過程みたいな。工場の製造過程も、『ああ、こうなるんだ』みたいな。ゴム作るとか(笑)。なるほど!みたいな、そういうところが単純にヒップホップになったっていう。

(菊地成孔)そうね。

(MOE)へー。じゃあオムスがこう、MPCを叩いてるところとかが映っているっていうこと?

(菊地成孔)前半はね、ほとんどMPC叩きながら踊っているっていうか、首踊りですけどね。

(OMSB)首踊り。もうウネウネして。

(菊地成孔)ウネウネしているオムスのアップが続くんだけど。もう1秒もダレないよね。

(OMSB)そうっすね。見る人によっちゃあ、やっぱ、マジで?って思うかもしんないですけど。

(菊地成孔)あのね、単純に音楽に興味ないっつーか、音楽に感じない人から見たら、面白くないよね。当たり前なんだけど。だけど、なくてもね・・・俺、座った時はあれは、俺の周りに映画批評の偉い先生がいっぱいいたの。

(OMSB)ええー。

(菊地成孔)周りに。まあ、普段絶対に100%間違いなくヒップホップの『ヒ』の字もない映画評論家の先生方が、こうやって見てたの。最後はもうみんなね、スタンディングオベーションで。感動してたね。

(OMSB・MOE)へー!

(菊地成孔)やっぱり。オムスのキャラがやっぱり、ぜんぜん。やっぱり映画はね、顔とかそういうオーラですよ。やっぱ。

(OMSB)そうっすね。

(菊地成孔)オムスとBimくんのね、顔がね、良すぎるね。あれは。うん。あれは、ええとフランスのフィルム・ドゥ・リール。ドキュメンタリーフィルムフェスの日本の賞をとったんだよね?

(OMSB)とったみたいです

(MOE)おおー。

(OMSB)よかったっす。うれしいっす。

(菊地成孔)あの、長すぎず、短すぎずね。ヒップホップ・・・まあこの番組でっていうか、いま『Holy Hip Hop Hour』って名前に変わって。前は日本語ラップ特集ってやってましたけど。この番組が一貫して打ち出していた、チェケラッチョの、ヤンキーのシュプレヒコールじゃないんだっていう。楽しく、こうやってクリエイトしている・・・その、粘土いじりするとかね。絵を描くとかさ。そういうことと変わんないんだってことがヒシヒシと伝わってくる。ヒップホップに対して誤解のある人たちにとっても、すごくいい・・・

(OMSB)そうっすね。本当に。

(菊地成孔)メッセージになっていると思うし。まあ、なるべく見て。騙されたと思って、見てもらいたいですよね。リスナーの方にもね。

(OMSB)そうですね。

(菊地成孔)どうですか?映画の主演っていう気分は?(笑)。

(OMSB)なんかあんまり主演っていうつもりで映っていた・・・

(菊地成孔)あ、主演って、演じてないからな。

(OMSB)まあ、そうっすね。その、演じてないんすけど。やっぱ、自分で見るのはすごい恥ずかしいんですよね。あれって。

(菊地成孔)あ、本当?

(OMSB)はい。あの・・・(笑)。はっきり言って素っていうか、ボケッとしたところが出まくってるし。花粉症だったのもあって、口呼吸で『ハァー』言ってるのとか・・・

(菊地・MOE)(笑)

(OMSB)はっきり言って見られたくないって思っているっていうか。

(菊地成孔)ふさがっているからね。鼻がね。

(OMSB)そういう恥もありつつ、なんだろう?上手くできない・・・

(菊地成孔)ああー。

(MOE)ところも編集せずやっている?

(OMSB)編集せずにしてるんですけど。その、なんだろうな?しかも出来上がったものが超クラシックっていうものより、うん。割とベーシックに出来て行ったもので。そういうところが、俺的にすごい気に入っているっていうか。これが、ただバッチリやったらめちゃくちゃつまんないなと思って。

(菊地成孔)まあ、ねえ。そうっすね(笑)。

(OMSB)ええっ、すげー!ってなって終わるんじゃ、俺的につまらなかったなと思って。

(菊地成孔)なるほど。まあ、あれですよね。この番組で明らかになったのは、3人とも自分の声が嫌いだっていうね(笑)。

(OMSB)そうっすね。大っ嫌いっすね。やっぱり。

(菊地成孔)顔はどうですか?だから、そういう意味では。

(OMSB)顔っすか?

(菊地成孔)映画に、スクリーンにバーン!ってオムスの顔が大写しになって。

(OMSB)あの、ぶっちゃけ鏡で自分を見ると、『ああ、思ったより大丈夫だ』って思うんすけど。

(菊地成孔)(笑)

(OMSB)映像とか人の写真とかで見ると、ひでー顔だなって思うんすよ(笑)。なんか、すごい・・・

(菊地成孔)ああー。

(MOE)鏡ってなんか、補正されるよね。

(OMSB)補正されますよね。『うわっ、なんだこのヨレ具合は?』とか(笑)。

(菊地成孔)鏡はやっぱり、自惚れ鏡っていう言葉があるぐらいで、とっさに自分でいい顔担ってるんじゃないの?

(MOE)角度とかね。

(菊地成孔)写真は隠れて撮られるから(笑)。MOEさんってどうなんですか?ルックスは。

(MOE)写真とか撮られると、本当ね、3割ぐらいは目、つぶってるんですよ。

(菊地成孔)どういうことですか?

(MOE)シャッターとシンクロしてしまって。シャッターがパシャッとなる瞬間に、まぶたも閉じてしまうみたいな(笑)。

(菊地成孔)(笑)

(OMSB)それが3割はすごいっす(笑)。

(MOE)そうそうそう(笑)。

<書き起こしおわり>


菊地成孔とOMSB ロバート・グラスパー × OMSB対談を語る

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SIMI LABのOMSBさんがTBSラジオ『菊地成孔の粋な夜電波』に出演。菊地成孔さん、MOEさんと、ロバート・グラスパーと対談した際の話をしていました。

(菊地成孔)まあ、さっきもちょっと話しましたけど、今年はまあほとんどケンドリック(・ラマー)で決まりじゃない?っていう下馬評がこの夏にまで、まだこう、収まらずに。

(OMSB)はい。

(菊地成孔)まあ、たしかに傑作。まあ、俺がいちばん最初に『ジャズとヒップホップはくっつくに決まっている』って言ってたら、『お前、バカじゃないの?』みたいに言われていたのが3年ですけど(笑)。

(OMSB)(笑)

(菊地成孔)えーと、インパルスでCDを出すっていう時に、向こうに『OMAR入れろ』って言われて、『いやいや、俺はSIMI LABを入れる』っつって、『バカじゃないの?』って言われたのが3年前ですけど。



(OMSB)(笑)

(菊地成孔)ミュージックマガジンに『SIMI LABって誰?』って言われたの、3年前。4年前か?もう、すでにね。いまや、ケンドリックと(ロバート・)グラスパーが一緒にやっているわけなんで。あの・・・あっ、グラスパーと謁見したよね?

(OMSB)あ、ありましたね。本当に・・・

(菊地成孔)あれさ、どっちがグラスパーか、区別つかないよね?(笑)。


(MOE)(笑)

(菊地成孔)パッと見。

(OMSB)俺、偽グラスパーっすね(笑)。

(菊地成孔)偽グラスパーみたいだね(笑)。うん。ぜんぜん違う人ではないよね。少なくとも。

(OMSB)そうですね。系統は一緒なのかな?と思ったっすね。フォルム的な。フォルム的っていうか、なんか・・・

(菊地成孔)叔父貴と甥みたいな。ぐらいの感じではあるよね?

(OMSB)はい。

(菊地成孔)そんでも、グラスパーって俺より年下だからね。

(OMSB)あ、そうっすね。

(菊地成孔)まあ、ほぼ一緒だけど。どうでしたか?感触は。『Black Radio 3』への・・・(笑)。

(OMSB)それは正直、なさそうですけど。

(菊地成孔)まあ、日本語だからね。

(OMSB)まあ、そうっすね。ただ、まあ自分の音楽に『いい』って言ってくれたのは本当だと思ったのと、やっぱ、なんだろうな?すごいやっぱオープンな人だなっていうか。メンタル的に、こう。

(菊地成孔)まあ、ジャズミュージシャンはだいたいああいう風だけど、あの人、特にそうだよね。

(OMSB)ああー。

(菊地成孔)だから、いいなと思いましたけどね。オムスが楽しそうで。グラスパーで楽しそうで。いいな、この対談って思いながら。

(OMSB)(笑)

(菊地成孔)これもネットで読めますよね?

(OMSB)そうっすね。

<書き起こしおわり>
[リンク]【新作『Covered』発表記念】ロバート・グラスパーもOMSBの新しいファンに! 奇跡のセッションが実現したスペシャル対談
http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/6981

ライムスター宇多丸 D.L(DEV LARGE)追悼イベントを語る

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ライムスター宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』で2015年6月25日に行われたデブラージさんの追悼イベント『D.L PRESENTS HUSTLERS CONVENTION NIGHT』について話していました。


(宇多丸)その前にね、また別の祭りもございまして。今週はですね、東京で大変、ある大きな祭りが開かれまして。これ、ご存知の方・・・ご存知じゃない方の方がほとんどだと思うんですけども。木曜日にですね、渋谷のクラブ、VISIONというクラブがございまして。これ、道玄坂の上の方にあるクラブで。非常に大きいクラブなんですけども。そこで、以前この番組、オープニングトークでも話させていただきましたデブラージ(DEV LARGE)というですね、ラッパー、プロデューサー、DJ。日本のヒップホップを代表するアーティストであるデブラージ。この5月に亡くなってしまったんですが。そのデブラージの追悼イベント『D.L PRESENTS HUSTLERS CONVENTION NIGHT』というのがですね、その渋谷のVISIONというクラブ。道玄坂の上の方で開かれたわけですね。

二度と集まらないメンツが集結

で、まあ本当に、総勢80組以上が参加。それもですね、なんて言うんですか?私の本業であるライムスターとかですね、この後出ていただきますキングギドラ改めKGDRとかですね。本当に日本のヒップホップのそうそうたるメンツが全部集結して。もう二度とこのメンツ、集まらないんじゃないか?なんて言われるイベントでございまして。で、まあなんて言うんですかね?とにかく、日本のヒップホップの過去の歴史。だからまあ20数年、30年近く分というか。その分の、要はファン。ヒップホップヘッズなんて言いますけど。たちが、要は『このイベントだけは行かなければ!』と思うようなイベントだったわけですよ。

なんですけど、VISION、まあ大きめのクラブではありますけどね、やっぱり入るキャパに限界があるということで。ええと、入りきれなかった人がですね、開場前の時点で相当、何十人も並んでいたみたいなんですけど。それが何百人と広がってきて、最終的には道玄坂からグーッと下りて、スクランブル交差点の方まで下りちゃっていたっていうね。そんぐらいですよ。


しかもですね、イベントずっと続いてたんですけど、結局イベントが4時とかに終了して。その時もまだ並んでいた。だから入れないのに、それでもなんか並んでくれていた人がいっぱいいるという、この熱量ということですかね。はい。まあいかにそのデブラージの影響が大きかったか?というあれでございました。まあ、中のライブ。僕らもライムスターもですね、とにかくこういう場はやっぱりちょっとね。まあ、毎回気合入れてますけど、こういう場ならでは・・・10分間の2曲だけど、2曲入魂でやろうということで。デブラージこと、僕はコンちゃん。通称コンちゃんですけど。コンちゃんがライムスターのライブ、こういうところがいいなって。

たとえば『ライブで1曲の中でどんどんDJ JINがアナログレコードで曲を変えていく。あれがいいな!あれ、俺もやりたいよ』なんてことを言ってくれたのをね、すごくうれしく感じたのを思い出しまして、まあ『B-BOYイズム』という我々の代表曲のトラックを、いわゆるヒップホップ用語で言うビートジャック。他の人の曲をジャックするスタイルで、要は彼の率いるブッダブランドの代表曲を使ってやるというね。で、まあそれをやるのを、練習のあれで僕ら出番がかなり遅めの時間だったんですけど、ギリギリまで渋谷の音楽スタジオに入ってね、ずっと練習をしていたという、この真面目さというね(笑)。あたりではないでしょうかね。素晴らしいイベントでございました。

<書き起こしおわり>









宇多丸 ZEEBRA ダースレイダー クラブ規制 改正風営法成立を語る

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ZEEBRAさん、ダースレイダーさんがTBSラジオ『タマフル』に出演。クラブ規制を緩和する、改正風営法が成立したニュースについて、その意味や今後の課題などを宇多丸さんと話していました。



(宇多丸)で、ですね、その日本のヒップホップ、クラブ事情に関係して、ちょっと大事なお知らせがございまして。先週、こんなニュースがございました。『ダンス営業の規制を緩和した改正風営法が17日、参議院の本会議で可決され、成立いたしました。大音量で音楽を流して客に踊らせ、お酒も提供するクラブのうち、一定の明るさを確保したお店は24時間営業を可能とし、ダンス教室は許可制を廃止する。来年6月までに施行される見通し』という、こういうのがね、成立したということでございます。以前、この番組でもね、特集コーナーで詳しく解説していただきましたが、この問題について、今夜は2人の特別解説員をお招きいたしまして、この大きな変化、大きなビッグターン、迎えております。この問題についてうかがっていきたいと思います。ダースレイダーさん、そして後ほどライブもやっていただきますZEEBRAさんです。

(ZEEBRA)よろしくお願いします。

(ダースレイダー)よろしくお願いします。

(宇多丸)まずはちょっと、お疲れ様でしたというべきか・・・

(ZEEBRA)はい。まあ、まだいろいろあるんですけどね。とりあえず、一段落ということですね。

(宇多丸)で、どの段階まで来たのか?というか。どう変わったのか?

どう変わったのか?

(ダースレイダー)現状まず、おかしい法律があるぞってことにみんなが気づいていろいろアクションをしてきたっていうのが、いままでこの番組でも紹介してもらっているんですけども。まあ、その中でやっぱり『ダンス』っていう言葉でいろいろ規制をしていくことに関しては、やっぱりみんな、これは違和感があるだろうと。

(宇多丸)おかしいじゃないかと。

(ダースレイダー)なので、まずはその風営法っていう法律の中からダンスというものはとりあえず取ろうっていうのがまず、最初に起きたことで。で、そのダンスっていう言葉を取った結果、じゃあその取ったところをどうする?っていう結果生まれたのが、『特定遊興飲食店』っていうカテゴリーで。で、これが、実は今後ナイトクラブと言われるものとかがここで、特定遊興飲食店としてやっていってほしいと。

(宇多丸)特定遊興・・・遊興っていうのは、遊び興じる。

(ダースレイダー)で、特定遊興飲食店っていうのは風営法から外れたカテゴリーで、その許可を取れば朝まで営業ができますというものです。ただし、その朝まで営業できるし、そこにナイトクラブを含むっていうことは確実なんですけど、『その他遊興』っていう言葉がなにを表すの?っていうことが、実は決まっていないんです。

(宇多丸)もちろんダンスが含まれるっていう意味でやっているんだけど・・・

(ダースレイダー)そうですね。ナイトクラブはそこに入るだろうと。

(宇多丸)でもここに、遊興ってね、遊び興じるものはいろいろ・・・

(ZEEBRA)まあ、基本的にはいままで考えていたのは、それこそライブも遊興であれば、たとえばお笑いだとか、マジシャンのマジック。とにかくだからエンターテイメントってことだよね。それに関しては、もともとは遊興だろうということで、話はなっていたんだけど。それをいま、ここに当てはめてしまうと、いままでOKだったものがダメになりすぎてしまうと。

(宇多丸)あの、許可を取らずになんとかやっていたところとかも、引っかかることになってきてしまう。

(ダースレイダー)いままでも、実は遊興は、バーとかでは遊興はしちゃいけませんと。ただし、それに対しての罰則はなかったんですね。

(宇多丸)ふんふん。

(ダースレイダー)あくまでもバーをやりますっていった届け出をする際に、『遊興はしていない』っていうことで届け出をしていたのが、今度は許可をもらうってことになっていて。で、許可をもらうとなると、許可を取らずにやると罰則になる。ついてしまう。その罰則が結構ヘビーで。で、そうした場合、じゃあいままで普通にやっていたお店も、その特定遊興飲食店っていう許可を取らないと、じゃあ営業できないのか?とか。

(宇多丸)うんうん。

(ダースレイダー)うちはどうなんだ?とか。で、遊興っていうのも、具体的に何かを指してはいないんですけども、店側が客を楽しませるような行為をしていることを基本的には遊興と考えるということだけは言われていて。じゃあ、それってなあに?みたいなので、国会でも、落語はどうなんだ?ピアノの弾き語りはどうなんだ?とか。日本舞踊はどうなんだ?とかっていうようなのをすごい出てきていて。そこが実は決まっていませんというのがまず、ポイント1の難しさで。

(ZEEBRA)あとは、あれだね。酒が絡む。

(ダースレイダー)そうですね。そこがポイントでもあるんだけど。その遊興をすることにおいてプラス、お酒を提供しているってことが、やっぱりそこにかかわる。3点セットで、夜・朝まで、お酒、遊興っていう3点セット揃った場合は許可が必要ですよっていう。

(ZEEBRA)そうなんだよね。そういうことなんです。

(宇多丸)ああー、なるほど。

(ZEEBRA)で、行くと、たとえばいままでも深夜までやるライブっていうのがあったと思うし、その中でも、お酒が出るところもあったと思うし。ただ、そういったことまでが、その理屈で行くとダメになってしまうんじゃないか?とか。それはちょっとなんか、ねえ、元も子もない。

(宇多丸)逆にちょっと厳しくなっちゃうような点があると、元も子もないので・・・

(ダースレイダー)まあ、いまの状態で言えば、逆に深夜でなければ、もうかなりの、いろんなことができるようになるね。

(ZEEBRA)あ、そうですね。

(ダースレイダー)逆に。年齢制限とかも、普通の飲食店としていろんなことができるようになるので。

(宇多丸)ダンスそのものはね。

(ダースレイダー)ただ、あくまで深夜帯になにかをやろうとした場合には、お酒と遊興と深夜っていうのが揃うと、結構これ、考え方によっては厳しくなってないか?っていう状況なんですね。あとは、その特定遊興飲食店っていうのはどこでやっていいんですか?っていうのも。

(ZEEBRA)場所の問題もね。

(ダースレイダー)場所の問題もあって。それも実は、国としてはこのタイミングで法改正をしたことによって、夜の経済の活性化を使用と。

(宇多丸)当然、東京オリンピックとかにね、備えて。

(ダースレイダー)見据えて。外国人がいっぱい来る。お金を落としてくれるだろうっていう経済的な効果も当然考えて。で、今回、建築基準法っていうのも風営法と同時に改正されていて。いままでナイトクラブを作る基準っていうのは厳しい基準があったんですけども。今後は、劇場だったりライブハウス等が作れる場所であれば、ナイトクラブも作っていいよという風に建築基準法がだいぶ規制緩和されていて。

(ZEEBRA)そうそう。

(ダースレイダー)いろんなところにクラブ作っていいですよっていうのが国の方針なんですけど。だけど、行政の、取り締まる側は、『いや、いままでダメだったのを朝までやってよくしたんだから、その代わり場所は制限しろ』という考え方をしていて。

(宇多丸)ああ、そこはせめぎ合いがあるんだ。

(ダースレイダー)で、それに関してどれぐらい制限するか?っていうと、いままでも実は条例によって1時までやっていい場所っていうのはあって。大規模繁華街っていう場所なんですけど。そこを基本として考えましょうっていうのが、警察がいま言っていることで。でもそうすると、実は六本木だけ取り上げても、いま普通に風営法取って営業している店のうち3割ぐらいしか許可が取れなくなっちゃうんです。

(宇多丸)ああー。場所の限定のあれで。

(ダースレイダー)で、それ以外は無許可でやるのか、どうするのか?っていうので、割とそこは大問題になっていて。で、これって各都道府県で、条例でここまでやっていいよっていうのは細かく決まっているため、それによってかなり、いままでやっていた店ができなくなるのって規制緩和じゃなくない?っていう議論が出ているッて言う。

(宇多丸)ああ、そう。じゃあすぐに、これで万々歳ってわけじゃなかったと。

(ダースレイダー)では、ないですね。

(ZEEBRA)まあ基本、施行までに1年かかるんで。その間に、いろんなことをちゃんとまとめて行きましょうってことでの、ちょっとした見切りみたいな部分もあるんだけど。まあ、俺なんかは性善説かな?ってところもあって。正直、そのね、国もね、経済の活性化のために始めていて。わざわざ首を締めることは、その後結局みんながね、ふざけんな!って怒るだけだから。そんなことしないと思うっていう性善説ですね。あくまで。

(宇多丸)うんうん。

(ZEEBRA)ただ、それをもう、悪く取ろうと思えば、もう規制がどんどん厳しくなって。それこそ言論統制みたいなレベルのことまで、なんとなくイメージできちゃうことでもあるから。だから、それに対してすごく反発する人がいるのも当たり前だと思うんだけど。まあ、ねえ。だとしたら・・・っていうことだと。

(ダースレイダー)どう捉えるか?っていう話でもあって。で、まあ僕らがいろいろこう、話に行ったりとかした結果、まあ政治家であろうと警察であろうと、実は話は聞いてくれて。で、やっぱりいままではまったく無理だっていう前提だったのが、じゃあ変えましょうっていうことになったってことは、やっぱり働きかけてアクションとリアクションっていうのがちゃんとあるってことがわかったので。

(ZEEBRA)そう。ちゃんとしたね、なんて言うのかな?まあ、曲でね、なんだかんだって言ってそれで終わりではどうにもなんないわけですよ。だからやっぱり我々は、本当に政治家の方々。それこそ警察庁だとか、いろんなところに直接働きかけてやれば、ちゃんと・・・当たり前のプロセスをあれしていけばできるんだなっていうことは今回、ひとつわかったことではあるんだけど。

今後のスケジュール

(ダースレイダー)で、タイムスケジュール的にも実は、施行まで1年。この法案が可決されましたって、来年の6月ぐらいにスタートするんですね。で、それまでにいま決まっていないことをどれだけ決められるか?っていうのがポイントになってくるんですが。それの、まず政令っていうのを指定していくのが9月。そして条例が各都道府県で審議されるのが12月なんですね。

(宇多丸)うんうん。

(ダースレイダー)だからその、審議されるタイミングに、どれだけ自分たちの思っていることが、ここがこうなるとこうなるっていうような実例のパターンをいくら提示できるか?で、どれだけ自分たちにとってポジティブな方向に持っていけるか?っていうのはこれからスタートしてるっていうタイミングなので。なんかいまもうダメだ!っていうよりは、じゃあどう動かしていくか?考えようっていうタイミングだと思います。

(ZEEBRA)そうですね。

(ダースレイダー)で、それを考えるために、実はこの間も210人、東京ではDJが集まって。で、DJとしてやっぱりナイトクラブを職場としているDJ多いので、どうしていくかを考えようっていう動きだったり、あるいはそのクラブユーザーも含めて、クラブっていう場所の可能性とかポテンシャルをもうちょっとみんなで考えようよっていう集まりがあったり。で、そういったことを警察とか、あるいは地方自治体の議会とかに持っていってプレゼンするっていうアクションをどれだけとれるか?っていうのがかなり大事になってくるっていうところですね。

(ZEEBRA)そうですね。

(宇多丸)これ、そういう諸々の動きとか、今後の情報というか推移みたいなのを知りたければ、どこにアクセスすればいいんですか?

(ZEEBRA)ええと、まあ一応うちらの『クラブとクラブカルチャーを守る会』のホームページは新しい情報を常にアップしてますんで。そこを見ていただければ、ある程度シュアなインフォメーションは出ていると思うんですけど。

(宇多丸)そのね、いろんな業界の人っていうか、いろんなお店の人も、たぶんこれからさらにさ、いろいろ意見とかもね。

(ダースレイダー)そうなんですよ。遊興とかっていう網をいまの状態のままだと、うちは入るの?とか、うちは大丈夫なの?っていうのが、いろんな業界の人が心配もしていると思うので。で、実際そういったところにヒアリングとかをして、法律を決めているわけでは実はないっていうことも認めちゃっているので。だったらこういった人にも話を・・・ライブハウスをやっている人や、夜、落語の寄席をやりたいって言っている人の話は聞いたんですか?とか。いろいろ話を聞かなければいけないっていう。

(ZEEBRA)芸者さんとかね。それもたとえば、12時をすぎたら、もうダメなわけですよ。舞を踊っては。

(宇多丸)たしかに、本当だ。

(ZEEBRA)そういうことなんです。だから、そういうことまでちゃんと考えないと、日本のもともとある文化まで触しかねないという話ですよね。

(宇多丸)ちょっとね、まだまだ実は結構たいへんなところっていうのが。

(ダースレイダー)むしろ、結構その『スタートラインに立った』っていう言い方をしている人も多いぐらいで。

(ZEEBRA)そう。

(宇多丸)とは言え、さっき言った法律が、実際に働きかけて変わったってこれ、やっぱり思い返してみると、僕らが始めた頃はそこに関してはハナから諦めているじゃないけど。もう、想像もしなかったことじゃないですか。だからそうやって、調整は必要だろうけれども。っていうだけで、相当なんか、未来に希望がある話っていうか。

(ZEEBRA)いや、本当そう。だからそれは、もうヒップホップだけに関わらず、もうレゲエだったりハウスだったりテクノだったり、いろんなジャンルの。もうそれこそ、アニソンをプレイする人たちから、いろんなジャンルのDJだったり店だったり。そういったところが一緒になってこうやって動くと、まあこれだけの、日本でもパワーを持てるんだなっていうのはものすごく感じたし。

(宇多丸)うん。

(ZEEBRA)あの、なんだろうな?まあよかったのはね、利権がないっすよね。正直、ここにはあまり利権がそれほどないんですよ。その、これを禁じることによる利権っていうのがそれほどないから、まあ変えやすかったかな?というのは思う。

(ダースレイダー)実はアンダーグラウンドで、金もないのに好きでやっている人の集まりなんで。やっぱりどうしても、ここで甘い汁を吸おうにも、音楽業界でいま甘い汁を吸おうってあんた、頭おかしいの?っていう話になるわけで(笑)。

(宇多丸)まあ逆にね純粋な人たちが動いているから。

(ダースレイダー)まあ、ピンチはチャンスっていうことなんですね。

(宇多丸)たしかに。今どき、音楽業界入ってくるやつは本当に音楽好きっていう話は、よく出てくるけど(笑)。

(ダースレイダー)愛の人たち(笑)。

(ZEEBRA)間違いない(笑)。

(宇多丸)いやいや、でも本当にあの、じゃあもちろん油断せずにとか。もちろんここで終わりっていうのがない話ではあろうから。今後もなにか動きがあったら、もちろんお招きして。

<書き起こしおわり>

宇多丸 ライムスター新曲『SOMINSAI feat. PUNPEE』を語る

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宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』でライムスターの新作アルバム『Bitter, Sweet & Beautiful』からPUNPEEのプロデュース曲『SOMINSAI』を紹介していました。



(宇多丸)さあ、ということでちょっとまだまだヒップホップ関係祭りを続けさせていただきますと、先週に続きまして私の本業ライムスターの宇宙初オンエアー曲シリーズをやらせていただきたいと思います。7月29日発売、ライムスター2年半ぶり10枚目。移籍第一弾アルバム『Bitter, Sweet & Beautiful』というね、アルバムを発表しますということを言いましたが。そこから宇宙初オンエアー曲、行きたいと思います。

えっと、これまでの流れで先週が『Pain Killer』。クレちゃんのね、プロデュース曲で。その前が『ガラパゴス』っていうBACHLOGIC曲でですね。割とハードなのからメロウめなのみたいになりましたけど。いままで、今回のアルバムのキモになる部分のをまだかけてなかった。それは何か?というと、PUNPEEさんというですね、まあ日本のもう結構、ほとんど大物になりつつありますけどね。若手とは言えないな。もうね。PUNPEEというラッパーであり、プロデューサーであり、PSGというグループなどでも素晴らしい仕事を残しております。

PUNPEEプロデュース曲

PUNPEEさんを招いて今回、5曲も作っているの。だから本当にPUNPEE色が非常に強いアルバムなんですけども。PUNPEEプロデュース曲を初めてかけてみたいと思います。ただし、ライブでは結構やっている曲なので、聞き覚えのある方はいらっしゃるんじゃないでしょうか。ただし、実際に聞くとですね、本当に異常な音がいろいろ鳴っている曲じゃないでしょうか。まあ、テーマ的には、要は部族としての日本人って感じですかね。土着民族としての日本人みたいな。まあ、思い浮かべる絵面は『WOOD JOB!』的なものでもいいですし、なんならウォーボーイズ的なものでも構いませんから。はい。ウォーボーイズのポーズ。


えー、ということでお聞きください。ライムスターのニューアルバム『Bitter,Sweet&Beautiful』より宇宙初オンエアー曲。プロデュースはPUNPEE。ライムスター feat.PUNPEE。ローマ字で『SOMINSAI』。



(宇多丸)あの、途中のPUNPEEの歌とラップのところね、『お前、なに言ってんだ?』っていう、あの感じとかも含めてね、すごいいいんじゃないでしょうかね。はい。この曲だけ取り出せば、すごい奇祭というかね、まあ、お祭りチューンなんですけど。アルバム全体の中に置くと、ちゃんとテーマ的にもフィットするようにね、ちゃんと計算してございますのでね。そちらもアルバムを通して聞いた時にぜひね、楽しみにしていただきたいと思います。宇宙初オンエアーでございました。ライムスター『SOMINSAI feat.PUNPEE』でございました。

<書き起こしおわり>
http://miyearnzzlabo.com/archives/26811
http://miyearnzzlabo.com/archives/27134
http://miyearnzzlabo.com/archives/27432

安住紳一郎 特番『音楽の日』の裏話を語る

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安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で、司会を務めた音楽特番『音楽の日』の裏話をしていました。



(安住紳一郎)昨日、ちょっと私は長めの音楽番組の担当だったので。

(中澤有美子)本当にお疲れ様でした。

(安住紳一郎)いえいえいえ。びっくりですよね。本当に、いろんなことがありまして。

(中澤有美子)そうでしたか。いや、放送上は、つるんと、すごくキレイでしたよ。

(安住紳一郎)いえいえ、まったく。まったく。ひどいもんですけども。

(中澤有美子)そうですかー。12時に放送終わって、どんな感じで、ここ10時間、いたんですか?

(安住紳一郎)私ですか?あの後、普通に反省会があって。それで、このラジオの打ち合わせをして、寝て、起きて、いまですよね。はい。

(中澤有美子)そうか。

数々の現場トラブル

(安住紳一郎)なんのことはありませんが。すごいですよね。びっくりしました。なんかいろいろね、指示が出たりするんですけど。すごい暗闇の中で指示が出たりとかして。その指示が見えないと、どうしようもないみたいなところなんですけど。そういう時に、暗いから見えないんですけど、自分が恥かくと思ってグッ!って目に力を入れたら、見えたりするんですよね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)すごいなんか、人間の能力の限界を超える瞬間っていうのが40をこえてあるんですね。驚きますね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)絶対に見えないんですよ。まあ、いろいろ状況が・・・向こうでね、遠く10メートルぐらい向こうでスタッフの1人が私に指示を出して。その指示に従わなければいけないっていうことが当然あるんですけど。それが何回もあるんですけど。それがその、予定せず、暗転の、暗闇の中にもまれちゃうことがあるんですよね。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)まあ、よくあるのは自分で手元に書いていた下書きの紙が、読むところが暗くてそれが見えなくて、どうしようもないのと似た状況なんですけどね。『ああ!指示出してくれているけど、そこは暗闇だからなにも見えないな・・・』なんて言ってね。それが見えないと、どうしようもないなって時があるんですけどね。

(中澤有美子)うん。

(安住紳一郎)でも、どうしようもないじゃないですか。前にも後ろにもいかんと思って、グッ!と力を入れたら、ボヤッと見えたりするんですよ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)『あ、見えた。なんか見えたぞ』みたいな。『あれっ!?』みたいな。そういうことがね。

(中澤有美子)すごーい!

(安住紳一郎)自分が恥かくと思ったらね、必死ですよね。もうね。ええ。『ああ、人間の能力って意外に全部、普段から出しきってないんだな』なんて。いろいろそんなことを考えたりしながら。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)うーん・・・みたいな。うーん・・・みたいな感じですよね。面白いですよね。すっごい混乱してるんで、いろいろな事があるんですけど。それを上手にやる放送局もあるんですけどね。私の勤めている放送局は比較的それが苦手な分野が強いので。びっくりしますよね。

(中澤有美子)あー・・・

(安住紳一郎)そうですね。あと、残りの時間みたいのを表示されてるんですけど、それが見えなくなっちゃったりする時もあってですね。その時はどうしてるかって言うと、勘でやるんですよね。

(中澤有美子)ふーん!

(安住紳一郎)たぶんこれくらい・・・みたいな。びっくりしますよね。それ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)うーん・・・面白いですよね。タイムフィックスなんて言って、時間固定みたいなことを言われる時に。

(中澤有美子)そう。かならずこの時間には、なんかニュースとか、そういうのに渡さなきゃいけないみたいな。

(安住紳一郎)そうですね。そういう時には、そうですよね。きちんとね、カウントダウンを見ながらやらなきゃいけないんですけどね。そのカウントダウンのテレビモニターの電源が落ちたりなんかする時がありますでしょ?いや、本当に初歩的なことがいっぱいあるんですよ。ええ。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)よくね、家庭でも電化製品とか使っていて、もう少しその電化製品を自分の方にたぐり寄せたいなと思って、グッとたぐり寄せると、まあ危ない話ですけど、電気コードが抜けちゃったりして。で、結局電源が落ちるみたいなこと、ありますよね。そういうのが放送局でもあるんですね。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)これが必要だからと思って、スタッフが思いっきりグーッ!って引っ張ると、なんか線が切れちゃったりなんかしたりして。あーあ・・・みたいな。ダメじゃん・・・みたいな。

(中澤有美子)普通(笑)。非常に(笑)。

(安住紳一郎)しかも、ダイナミックに破線してるじゃん!どうすんの?みたいな。

(中澤有美子)そうだったんですね(笑)。

(安住紳一郎)何も映ってないモニターを見ながら、『ええっ!?』みたいな。

(中澤有美子)聞いているだけで、汗が出ますね(笑)。

(安住紳一郎)そこに時間が出るのにね。出ないっていう。『ああっ!どうすんの?』みたいな。

(中澤有美子)計り知れない。もう・・・

(安住紳一郎)『いま、なにが映っているかもわからないし・・・』みたいなことですよね。うん。こっち、映っているかどうかもわからないですからね。

(中澤有美子)どこにね、カメラが来ているか。

(安住紳一郎)いや、じゃなくて。あの、コマーシャル明けかどうかもわからないみたいな時がある。ええ。あれっ!?みたいな。『うーん・・・たぶんコマーシャル、明けてると思うぞ』って。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)『しゃべり出してみっかな?』みたいな。

(中澤有美子)本当!?(笑)。あっ、そんなところがあったんですね。

(安住紳一郎)『しゃべり出してみるか?ほれ!』みたいな。

(中澤有美子)『よし、行ってみよう!』。

(安住紳一郎)うん・・・なんとなく。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)『ほれほれ、しゃべり出してみっか?』。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)くだらないでしょ?『しゃべり出してみっか?』。その時のポイントはね、ええと、どっから始まってもいいように、前半の15秒ぐらいを、どっからでも入り口になるような感じのことを3回くらいしゃべってるんですよね。

(中澤有美子)ええーっ!?

(安住紳一郎)入り口が3つあるみたいな。要するに、それで、入りのタイミングを間違った、みたいな感じでやるんですよね。

(中澤有美子)どっから乗っかったとしても、なんとなく不自然じゃないようにっていうことですか?

(安住紳一郎)そうですね。そうです、そうです。ですから、なんか『いらっしゃいませー、いらっしゃいませ、いらっしゃいませー!いらっしゃいませ、いらっしゃいませ!さて、それでは・・・』みたいな感じですね。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)そうすると、2回目のいらっしゃいませでも、3回目のいらっしゃいませからでも構わないっていう。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)そのへんから入ってくれれば大丈夫っていう、そういう手法がね、あるんですよ。

(中澤有美子)へー!そういう手法。

(安住紳一郎)そうそうそう。そうです。ハハッ、くだらないですよね。微妙なんですけどね。ええ。

(中澤有美子)すごーい!

(安住紳一郎)どのへんかな?このへんでもいいかな?みたいな。

(中澤有美子)神業ですねー!

(安住紳一郎)神業じゃないですよ。ぜんぜん。ひどいです。クソ技ですよ。最悪だなと思いますよ。おどろきましたっていうね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)ねえ。いろいろね。まあでも、技術さん、カメラさんとか大変ですよね。カメラさんなどがいちばん大変ですよ。もう、何回もね、リハーサルして。それから、ビッグバンド。生バンドのみなさん方。トランペットとかトロンボーンとかを吹いている方はもう・・・まあ、超一流のミュージシャンたちですけども。何回も・・・あとは、AKBのみなさん方の4曲メドレーとかを気合入れて吹いてますから、最後くちびるボンボン腫れになってましたからね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)はー!みたいな。

(中澤有美子)本当、生演奏でよかったですよ。迫力があって。

(安住紳一郎)マウスピースを使うんでね、大変みたいですね。やっぱりね。何回も、何回も、何回もっていうので。って、言ってました。いろんな人。ええ。カメラさんの靴が脱げたりね、なんかいろいろと・・・

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)事故なくっていうね、感じですよね。

(中澤有美子)へー!

<書き起こしおわり>
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