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ラッシャー板前 ビートたけしの結婚式スピーチで泣かされた話

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ラッシャー板前さんがTBSラジオ『たまむすび』に2014年8月に出演した際のトーク書き起こし。自身の結婚式の際、ビートたけしさんの思いがけないスピーチで号泣してしまった話をしていました。


(玉袋筋太郎)だけどラッシャーさんのね、その18年前の結婚式。もうね、殿がね、スピーチで泣かせちゃうんですよ。

(小林悠)殿がスピーチしてくれたんですか?

(玉袋筋太郎)スピーチしてくれちゃう。そこが。

(ラッシャー板前)これはね、いままで自分の口からは言ったことがないんです。僕がいちばん大事にして。

(小林悠)あ、大切な思い出でしょうからね。

(ラッシャー板前)そうなんです。これがね。

(玉袋筋太郎)でも、今日ちょっとそれを言っていただけないかと(笑)。

(小林悠)いいですか?ちょっと筋にないですけど。

(玉袋筋太郎)ちょっと筋にないですけどね。だってあれ、もう会場中がね、『おっ、これだ!たけし軍団一門のね、これが生き方だ!』みたいなね。俺たちの師匠だ!っていうようなことをね、ラッシャーさんに言ってくれたんだよね。

(ラッシャー板前)まあ、その前までね、最初にウチの師匠が挨拶してくれたんですよ。したら、僕のことをけちょんけちょんに、悪口ばっかり。

(玉袋筋太郎)そうそう。『お姉さんが出戻りで』とか、そういうこと。

(ラッシャー板前)『親父が借金して逃げてるんだ』とか。

(玉袋筋太郎)でもその借金ね、俺がかっこいいなと思ったのは、ラッシャーさんと1回、鍋横の居酒屋で飲んだ時にね、『親父の借金、俺は返した』っていうことを言ってくれたんだよね。

(小林悠)あ、ラッシャーさんが。

(ラッシャー板前)いいよ、いいよ・・・・

(玉袋筋太郎)いや、でもかっこいいなって。イメージ、ないじゃない。うん。でもやっぱ、兄さんはかっこいいなと思って。それは。うん。まあそういうね、ことがあって。殿がその一言を言って。もうラッシャーさんが泣いて。『一生宝物にしたい』って言ったんだけど。実はあん時ですね、僕、スピーチの前に殿とトイレで会ってるんですよ。

(ラッシャー板前)うん。

(玉袋筋太郎)で、『あっ、どうも。師匠、どうもよろしくお願いします。今日はいい日で』なんつったら、『おう、わかったわかった。これからちょっとよ、泣かしてくっからよ』っつって。そいで、出て行ってスピーチしたの。

(ラッシャー板前)予定になかったからね。最後、ウチの親父の挨拶が終わって、新郎からの挨拶ですって時に、『ちょっといいですか』って。

(玉袋筋太郎)おおー!

(小林悠)それはたけしさんから?

(ラッシャー板前)そう!司会がダチョウ倶楽部だったからね。

(玉袋筋太郎)最高!(笑)。ダチョウ倶楽部。

(ラッシャー板前)ダチョウ倶楽部の3人。で、ダチョウ倶楽部に『ちょっと言わせてくれ』と。で、言ったことが・・・

(玉袋筋太郎)その前が、ションベンしながら『ちょっと泣かして来るからよ』っつった言葉があんのよ。それが・・・今日、そこで言わないっていうのがラッシャーさん、素晴らしいですよね(笑)。

(ラッシャー板前)そうなんですよ。それを感動して。くれた言葉を。もう・・・

(小林悠)いやー、もう一生ついて行きますね。

(玉袋筋太郎)このね、ダチョウ倶楽部さんが司会してるってところも美しいじゃない。お笑いウルトラクイズでダチョウ倶楽部さんっつーのは大ブレイク、ドーン!としたんだけどさ。だけど、お笑いウルトラクイズってのはチームワークだから。ダチョウ倶楽部もいれば、たけし軍団もいるってことで。で、誰かが前フリをやってから、『ダチョウ!お前ら、行け!』っつって、ダチョウさんが決めて、ドーン!って笑い取るわけ。その前に、前フリで行くのはだいたい、たけし軍団の俺の兄貴なのよ。みんな、兄さんがやるの。

(ラッシャー板前)そうだね。

(玉袋筋太郎)で、面白さで言ったら、いちばん最初に出て行った人がいちばん面白いところ取ったら、ダメじゃん?後から出る人が。

(小林悠)ふんふん。なるほど。

(玉袋筋太郎)そこのね、トスをウチのお兄さんたちがみんなやっているところを見て、俺はかっこいいな!と思ったんだよ。

(小林悠)こうやって笑いっていうのは作られて行くんだなっていう。

(ラッシャー板前)トスが緊張するんですよ。トスでミスったら、怒られるんです。オチは噛もうがなにしようが、オチるんです。ねえ。だから前フリで、本当に噛んだり・・・よく噛むんだけど。噛んだり、トチったら本当に怒られた。そういう、コントでも何でも。

(小林悠)そっか。美しい流れがもう、できなくなっちゃいますもんね。

(玉袋筋太郎)あれはバラエティーの現場としては、本当感動したね。その、職人の集まりだっていうところで。うん。

(小林悠)緊張しますね。

(ラッシャー板前)俺はよく怒られたからな。ウチの師匠に。

(玉袋筋太郎)いや、でもラッシャーさん、ガンバルマンの時に、ガンバルマンでも面白くなる回とかあるんだよ。スーパーマリオに挑戦とかいったらさ、ピョンピョン跳ねて面白いんだよ。だけどたまにね、これ絶対、何やっても受けねえっていうのがあったんだよね。そういう時、もう殿もだんだん機嫌悪くなってきて。

(小林悠)誰が行ってもぜんぜん笑ってくれない?

(玉袋筋太郎)ぜんぜん笑わない。

(ラッシャー板前)もう空気がそういう空気になっちゃってるから。

(玉袋筋太郎)嫌な空気でね。あれが、収録中。でも最後、『ラッシャー!』っつって出て行くと、ラッシャーさんがね、粘って粘って、最終的に殿にね、叩かれて爆笑になるっていう。

(ラッシャー板前)いや、1回出てくるんですよ。案の定、スベるんです。で、しばらくすると、『えっ?ラッシャーくん、また挑戦ですか?』って(笑)。

(玉袋筋太郎)『ええーっ!?』って。

(ラッシャー板前)『ええーっ!?』『ラッシャーくん、さっきので納得いってないんですね。じゃあまた挑戦ですか?どうぞ!』っつって。3回ぐらいやらされて(笑)。

(玉袋筋太郎)ずーっとね、なんか笑いになっていくの。ドーッと。それが。

(小林悠)空気が変わっていく。どんどん。

(玉袋筋太郎)これが面白い。そん中でも厳しかったのが、相撲の初っ切りでしたね。相撲の初っ切りに挑戦!

(ラッシャー板前)初っ切り相撲って(笑)。

(小林悠)なんですか?それ。

(ラッシャー板前)やりようがないんだよ。

(玉袋筋太郎)やりようがないんだよ。その初っ切り相撲に挑戦で。あれ、生田のスタジオで。やって。で、なにやったって俺たちがやるとわざとらしくなって。相撲バカにしてんのか?って。まあ、バカにしてるっつったって、まあ、初っ切り相撲だからいいじゃねーかってやったんだけど。殿、怒って帰っちゃったっていう。自分でロールスロイス運転して(笑)。

(小林悠)ええっ?置いて?

(玉袋筋太郎)置いて帰っちゃった。あん時、厳しかったっすねー!

(ラッシャー板前)厳しかったー!

(玉袋筋太郎)厳しい!

(小林悠)もう2人で話していると、次々と思い出話がね、蘇ってくる感じでしょうけどね。本当に。

(ラッシャー板前)いちばん起こられたのは寝、殿が引っ越ししたんです。で、そん時に、引っ越したマンションに、あの頃ね、洗浄式のトイレ。出たばっかりで、なかなかなかったんんです。で、殿のトイレにあったんです。ほんで、『みんな、見ろよ!これが、あれだよ!』とか言って。『うおー!すげー!』って言いながら引っ越ししてて。僕、もよおしたんで・・・行って、してたら、殿がいきなり、ガラガラガラガラッ!って。『バカ野郎!なんでお前が使ってるんだ!』って。開けて。

(玉袋筋太郎)(笑)

(ラッシャー板前)『なんで最初に使うのがお前なんだ!?』と。

(玉袋・小林)(爆笑)

(ラッシャー板前)『いまの俺の気持ちは、新妻を寝取られた気持ちだ!』って。上手いこと言いますよね。あんなんで俺、本気で怒られると思わなかったです。正座ですよ!

(玉袋筋太郎)正座(笑)。

(ラッシャー板前)『最初に使うのが、なんでお前なんだ!?』と。

(玉袋筋太郎)まあ、たしかにそうですけどね(笑)。そこは気を使ってください。

(小林悠)殿もね、楽しみだったんでしょうけどね。

<書き起こしおわり>

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