筋肉少女帯の大槻ケンヂさんがTBSラジオ『ザ・トップ5』に出演。高橋芳朗さんの質問を受けて、40代以降のライフスタイルの変化について話していました。
(高橋芳朗)ちょっと僕、聞きたいことが。さっきCM前にも話しましたけども。よろしいですか?僕、もともとヒップホップですとかブラックミュージック系の音楽雑誌の編集者で。そこから独立してフリーランスの音楽ジャーナリストになって。まあ、そんな中で結婚して、子供生まれて。年齢も40半ばぐらいになってくると、いろいろ自分の人生とか生活を見つめなおしたりしますよね。
(大槻ケンヂ)そうですよね。はいはい。
(高橋芳朗)で、そんな時に大槻さんの『40代、職業・ロックミュージシャン』だったり、『サブカルで食う』とか。
(大槻ケンヂ)はい。
(高橋芳朗)あと、大槻さんの著作ではないですけど、吉田豪さんの『サブカルスーパースター鬱伝』とか。読ませていただいて。とてもこう、参考になったというか。励まされたりしたんですよ。
(大槻ケンヂ)ああ、そうですか。ありがとうございます。
(高橋芳朗)で、大槻さん、40代になってライフスタイルが徐々に変わってきたみたいなことをお話されてますよね?打ち上げでお弁当を食べていたりとか。
(大槻ケンヂ)ああー。
(高橋芳朗)最高なエピソードでしたけど。
ロックンロールライフが体に悪いことがわかった
(大槻ケンヂ)だから40代ってこの、体が変わってくるでしょ?それで、成人病的なものとかね、そういうのってなんか自分には関係ないと思っていたんですけど。だんだんそういうものに煩わされていく自分っていうのがあって。だから、ロックンロールライフみたいな。ライブが終わって打ち上げでガーッ!飲んで、ウワーッ!みたいなことっていうのは体に悪いっていうのがだんだんわかってきまして。(高橋芳朗)(笑)
(大槻ケンヂ)で、そのことを若い人に伝えなきゃいけないっていう気持ち。
(高橋芳朗)僕もそれ、すごい思ってまして。僕、洋楽とかロックとか聞くようになったの、ローリング・ストーンズがきっかけで。もうキース・リチャーズに心酔してたんですよ。でも、彼の自伝とか読むと、もう不摂生して生きてっていいんだとかって思っちゃうじゃないですか。
(大槻ケンヂ)うんうん。
(高橋芳朗)でも、大間違いですよね。
(大槻ケンヂ)キース・リチャーズは、まだ不摂生してるの?もうしてないの?
(高橋芳朗)絶対してないですよ。2、30年ぐらい前からちゃんと、僕の予想ですよ。栄養士とかついて、健康管理とかして。だからこそ、ああいうワールドツアーができると思うんですよ。
(大槻ケンヂ)っていうか僕ね、思うのが、キース・リチャーズとかポール・マッカトニーと自分を比べた段階で、もうなんか違うのかもしれないって。やつらは、なんか特殊なメソッドとかドクターとか。だって、ポール・マッカトニーこの間来日して、水飲まないで『Hey Jude』歌いきったって。
(高橋芳朗)ライブ、3時間ぐらいやって。
(大槻ケンヂ)なんか特殊なね、あるのかと思うから。それとは比べられないんだろうなって。
(高橋芳朗)中学生ぐらいだと、どうしても真似したくなっちゃうっていうか。
(大槻ケンヂ)でも我々ぐらいは、やっぱり『ライブ終わってすぐビールを飲むな』とか。そこらへんから・・・
(高橋芳朗)(笑)。そういう細かいところが大事なんですよ。
(大槻ケンヂ)僕ね、クラブ界、ヒップホップ界に思うところがあって。始まるの、遅くない?だいぶ。
(高橋芳朗)ああ、遅いです。
(大槻ケンヂ)ねえ。あれ、良くないよ。
(高橋芳朗)ああ、本当ですか?(笑)。
(大槻ケンヂ)電車なくなるし。
(高橋芳朗)そうですね。でもロックでも、たとえばガンズ・アンド・ローゼズとか、引っ張って引っ張ってやったりするじゃないですか。ロックの方がなんか、そういうイメージありますよ。
(大槻ケンヂ)いやいやいや。最近ね、特にロックなんてね、ライブが始まるの早い。特にね、日曜日なんかは5時とかからですよ。
(高橋芳朗)なんでそういう傾向になってきたんですか?
(大槻ケンヂ)わかんない。ライブ、ガーン!ってやって。帰って、アド街が平気で見れるんだから。
(高橋芳朗)ライブの後で?
(大槻ケンヂ)ぜんぜん見れる。
(高橋芳朗)それ、早すぎませんか?
(大槻ケンヂ)だから本当に。あの覚め方、すごいよ。ガーン!ヘビーロックやって、帰って、やっくんも見れるっていうね。アド街。
(高橋芳朗)それ、若いバンドとかでもそうなんですか?
(大槻ケンヂ)だって5時から始まるんですもん。
(高橋芳朗)ええーっ?
(熊崎風斗)全体的に日曜だとそうなっているってことなんですか?だいたい早いってことですよね。
(大槻ケンヂ)だから、ヒップホップ界とかクラブとか、ライブ11時とか12時とかだよね?
(高橋芳朗)ヒップホップだと、もう深夜に始まるところもある。
(大槻ケンヂ)それは遅いと思うけど。ちょっと早いんじゃないかな?と俺は最近思う。5時って、どうしてるの?
(高橋芳朗)5時?まだ下手したら太陽出てますもんね。
(大槻ケンヂ)そうですよ。笑点は終わってるのか?
(高橋芳朗)笑点は・・・始まったぐらい?チャッチャカチャカチャカ♪って。
(大槻ケンヂ)そうですよね。
(高橋芳朗)それ、重要かどうかわからないけど、ちょっと嫌かもしれないですね。たしかに。
(熊崎風斗)イメージとちょっと違いますよね。
(大槻ケンヂ)そうなんですよ。
(高橋芳朗)いや、だからそういう中で、もう来年、50才になられるじゃないですか?
(大槻ケンヂ)なりますよ。僕、来年50才です。
(高橋芳朗)どうですか?さらにまた、新しい40代とは違うフェイズに入ってきているのかな?みたいな。
(大槻ケンヂ)入りましたね。もう、明らかに。なんかこう、ロボ化していこうかと思って。
50代はロボ化したい
(高橋芳朗)ロボ化?それはポール・マッカトニー化っていうことですか?(大槻ケンヂ)いや、ロボニャンみたいな感じで、こう・・・
(高橋芳朗)ロボニャン?
(大槻ケンヂ)うん。あの・・・メカニカルに。こう・・・
(熊崎風斗)メカニカル?
(高橋芳朗)すごい雑(笑)。
(大槻ケンヂ)だからその、ロボット化したいなって・・・バカの小学生か!?
(高橋芳朗)(爆笑)
(大槻ケンヂ)バカの小学生の夢か!?っていう。ロボになりたい。ロボットになりたい。
(熊崎風斗)規則正しくとかっていうことですか?
(大槻ケンヂ)違う。ロボです。
(高橋芳朗)規則とかじゃないですよ。
(大槻ケンヂ)メカ化。メカ化したい。
(高橋芳朗)だから999の鉄郎みたいなことですよね?機械の体をもらいに行くっていうような感じで。
(大槻ケンヂ)そう。今日も2人のノーベル賞の日本人の方々の、ああいう感じで。
(高橋芳朗)はい?(笑)。
(大槻ケンヂ)ロボニャン。ロボ化したい。
(高橋芳朗)ロボになれば、もうね。へっちゃらですもんね。
(大槻ケンヂ)健康になっていったり若返ったりするのはもう諦めたので。ロボ化したい。
(熊崎風斗)ロボ化したい。
(高橋芳朗)どうするおつもりなんでしょう?
(大槻ケンヂ)まず、僕ガラケーなんで。それを、なんかスマホなるものに。たとえば。
(高橋芳朗)ああー、すごいところから手、かけてきますね。
(大槻ケンヂ)なんか、みんな使っているらしいスマホっていう。流行ってるんでしょ?最近。
(熊崎風斗)ロボ化の第一弾が・・・
(高橋芳朗)笑ってるじゃないですか。大槻さん(笑)。
(大槻ケンヂ)持ってるんですか?スマホ。
(高橋芳朗)持ってますよ。
(熊崎風斗)持ってます。
(大槻ケンヂ)ええっ!?
(高橋芳朗)ロボ化に僕ら、割と進んでますね。
(大槻ケンヂ)ロボットだ!
(高橋芳朗)(爆笑)
(大槻ケンヂ)うわっ、ロボットに囲まれて・・・そうか。どうもスタジオに入った時、おかしいなと思ったんだ。ロボ化してるんだ。バカの中学生の会話ですよ、これ。
(高橋芳朗)そうですよね。『女性がいない』とか、疑いの目で見てましたからね。
(大槻ケンヂ)そうかー。
(高橋芳朗)(笑)
<書き起こしおわり>
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